crew-rです。
イレクターパイプやメタルジョイントを活用しての自作棚などを いくつか御紹介しましたが
今回は既に作製した棚に追加で折り畳みの台を設置する例を御紹介します。
使用する機材
イレクターパイプやメタルジョイントは YAZAKI,GS-ACE,スペーシア等 いくつかのメーカーからラインナップされていますが ここではスペーシア製の機材を御紹介していきます。
NSJ-1
最もスタンダードなメタルジョイントでイレクターパイプの接合に多用されていると思います。
NSJ-6
90°ねじり接合に使用します。
NSJ-10
一見 NSJ-1に似ていますがアーチ部分が大きく、樹脂製のカラーを介する事でスライドや回転など可動性を要する時に使用します。
装着時は まず樹脂製カラーをパイプに取り付けます。
ジョイントの切り欠きに樹脂カラーの凸部を はめ込む要領でセットします。これで樹脂カラーの廻り止めを図ります。
パイプに装着した様子
ジョイントはパイプ上をスライドしたり、回転させる事ができます。
JB-111A
折り畳み用の機材です。
タッピングねじ
JB-111Aにパイプを固定する時に使用します。
必要機材が揃ったら 作製に入ります。
折り畳み台の作製
JB-111Aにイレクターパイプを差し込みます。
電動インパクトでタッピングねじを打ち込んでパイプを固定します。
イレクターパイプをメタルジョイントで接合して組み上げます。
黒色のメタルジョイントはNSJ-10でこの部位は可動
銀色のはNSJ-1で固定式です。
折り畳み台 単体は以上で出来上がりです。
棚への設置
では
既存の棚へ装着していきます。
ここでは 棚を想定して簡易的に組んだ物で解説していきます。
任意の位置にメタルジョイント NSJ-1で両端を軽く固定(後で微調整できるように)
もう一方の長い方のパイプを メタルジョイント NSJ-6で左右 こちらも軽く固定します。
出来上がり
台を出した様子
折り畳んだ様子
プラ段やベニヤ板を置いて簡易増設棚にも利用できます。
季節の飾り物を置いて 使用しない時は折り畳んでおくなどの活用方法があると思います。
折り畳み台 作製時の留意点
ここで御紹介した折り畳み台は基本的な作製方法ですが 初めてトライする際に留意する点をいくつか挙げておきたいと思います。
まず既存のイレクター棚に増設する形になりますので取り付け幅をそれに合わせるのが基本です。
既存棚の外寸幅が仮に50㎝ならば上側の支柱はそれと同じ50㎝にし、下側の支柱は ジョイントの寸法も加算すると 外寸幅マイナス10㎝ ここでは40㎝ということになります。
上側支柱固定の様子
下側支柱固定の様子
イレクターパイプをメタルジョイントNSJ-1の突き当て部まで差し込んだ場合 パイプの端部からジョイントの端部までが5㎝あり、左右で10㎝となりますので これを加算します。なので外寸幅50㎝に合わせる場合は 50㎝-(5㎝×2)=40㎝のイレクターパイプを使用するというわけです。
次に台座の面積を決めていきます。
赤枠の部分を広く取れば 台の面積も大きくなりますので 台を構成しているイレクターパイプの長さを設置可能な範囲で任意に調整すると良いでしょう。
そして折り畳み支柱の作製へ
台と設置位置が決まったら 斜め支柱の大体の長さを探ります。
この例の場合は内寸長30㎝でちょうどいい感じになりました。
8㎝と13㎝にカットしたイレクターパイプを可倒式金具JB-111Aに取り付けます。
まず上側の支柱の位置を決めて固定し 台を出して水平になるようにします。
台が水平に出る位置で下側の支柱を固定します。
折り畳んだ時にきれいに収まるようにします。
ここが やや手間取るところです。
可倒部のパイプの長さの微調整をします。
ジョイントへの差し込みを増減させても良いでしょう。
テーブルの側面に折り畳み棚を追加した例
設置する相手がイレクターではなくテーブルなので土台部分の作製が少し異なりますが折り畳み部分は同じ造りです。
通常は折り畳んでおきます。
使用時は棚を出します。
棚板を乗せて
飲み物や食材などを置きます。焼肉や鍋料理などテーブル上に食材を置くスペースが必要な時に活躍します。
作製手順は以下の記事にて御紹介しています。
まとめ
手軽にできる追加の折り畳み台 作製、設置の方法を御紹介しました。あくまでも基本的なものなのでアイデア次第で用途や設置方法も様々な物が出来ると思います。
ここで使用した各機材を詳細を以下に御紹介します。
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