crew-rです。
別記事 「超簡単!電気工作&配線入門書⑩ 自己保持回路」では自己保持回路の動作をB接点のスイッチで停止できる回路を御紹介しました。
今回はB接点スイッチの代わりにタイマーリレーを介在させて設定時間後に自動で停止する回路を御紹介していきます。
B接点スイッチをタイマーリレーに置き換える
停止用スイッチ付きの自己保持回路を以下の回路図で御紹介しました。
B接点押しボタンスイッチをタイマーリレーに置き換えて 設定時間後に動作が停止(表示灯が消灯)する回路を作成します。
以下がタイマー自己保持回路の回路図です。
この回路図は決まり事なので この際、覚えておくと良いでしょう。
例によって配線をグループ分けしていきます。
色でグループ分けします。(※ 配線を色分けしているのは解説用に分かりやすくするためであり、実際には色分けにこだわる必要はありません。)
グループごとに分けます。
各グループの配線渡し順です。
実際に配線していく
作成した配線渡し順の図をもとに配線していきますが その前に 追加されたT1(タイマーリレー)を組み込みます。
ここで使用しているリレーはオムロン製MY4N(24V DC用)
タイマーリレーは同じくオムロン製H3YN(24V DC用)です。
オムロン製リレー MY4N(DC24V用)の御紹介広告はこちら
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N24(-)のグループから攻略します。
パワーサプライの(-)からR1⑨(リレーの⑨番接点)をつなぎ、
済んだ配線を線引きで消し込みます。
R1⑨(リレーの⑨番接点)からPB1(押しボタンスイッチ)へ渡していきます。
線引きします。
N24(-)線は完了しました。
次にP24(+)線のグループ
パワーサプライの(+)からR1⑭(リレーの⑭番接点)をつなぎます。
線引きします。
次にR1⑭(リレーの⑭番接点)からT1⑭(タイマリレーの⑭番接点)
T1⑭(タイマリレーの⑭番接点)からPL(+)表示灯の+プラス側
をつないで線引きし P24(+)線も完了。
続いて信号線①
R1⑤(リレーの⑤番接点)~T1⑨(タイマリレーの⑨番接点)をつなぎます。
線引きします。
T1⑨(タイマリレーの⑨番接点)からPB1(押しボタンスイッチ)をつなぎます。
線引きして信号線①も完了。
最後に信号線②を攻略します。
T1①(タイマリレーの①番接点)からR1⑬(リレーの⑬番接点)
線引きします。
R1⑬(リレーの⑬番接点)からT1⑬(タイマリレーの⑬番接点)をつなぎます。
線引きします。
T1⑬(タイマリレーの⑬番接点)~PL(-)表示灯の-マイナス側をつなぎます。
線引きします。
これで全ての配線が完了しました。
タイマーリレーの動作設定をする
配線が全て完了したところでタイマーリレーをベースターミナルから一旦 外します。
タイマリレー側面のディップスイッチで動作モードとタイムレンジを合わせます。
まずは5秒後に表示灯が消灯する設定にしてみます。
ディップスイッチは先の細い物(つまようじやペンシルの先など)で動かします。
タイマーリレーをベースターミナルにセットします。
実際の動作
ここでコンセント、ブレーカー、中間スイッチをONします。
PB(押しボタンスイッチ)を押します。
このタイマーリレーは1秒~10分の間で任意に時間を調整できます。
例えば5分後にOFFするように設定するにはタイムレンジを10minに合わせて
ダイヤルで0.5の目盛りに合わせてやれば5分後にOFFします。
まとめ
リレーシーケンスでは基本的なタイマー自己保持回路ですが、これを使用して 家庭の中で活かせるアイテムを作製することができます。
次回からは実際の使用例を御紹介していきます。
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