crew-rです。
別記事にて24V(ボルト)タイマーリレーを動作させて4個の表示灯(ランプ)を同時に2秒間隔で点滅させてみました。
今回はタイマーリレーの接点を一部変更してランプが交互に点滅する仕様にしてみましょう。
タイマーリレーの接点を一部変更する。
まず装置の電源をOFFにします。
4個の表示灯の-(マイナス)側へつながる線(青色、白色、黄色、茶色)をそれぞれ接点⑤、⑥、⑦、⑧に接続していました。
白色と黄色の接点を変えてみます。
白色の方を接点⑥から②へ、黄色の方を接点⑦から③へつなぎ変えます。
ここで各ランプを御説明します。表示灯①(緑ランプ:青線)・表示灯②(黄ランプ:白線)・表示灯③(赤ランプ:黄線)・表示灯④(オレンジランプ:茶線)
では 装置の電源をONして動作を見てみましょう。
表示灯の2個目(黄ランプ)と3個目(赤ランプ)が逆動作になりました。
回路図
この動作の回路図です。
青丸で囲んだ部分が変更点です。
いきなり専門的な事を言ってもピンとこないので簡単に説明しますとリレー接点にはA接とB接があります。リレーに電気が来るとA接がONします。図では赤丸で囲んだ部分がつながり、PL1(表示灯1緑ランプ)とPL4(表示灯4オレンジランプ)が点灯します。
この時B接(青丸で囲んだ部分)はつながらずPL2(表示灯2 黄ランプ)とPL3(表示灯3 赤ランプ)は点灯しません。
反対にリレーに電気が来ていないときはA接はつながらずPL1(表示灯1緑ランプ)とPL4(表示灯4オレンジランプ)は点灯しません。
一方 このときにB接はつながりPL2(表示灯2 黄ランプ)とPL3(表示灯3 赤ランプ)が点灯します。
言い換えれば通常はB接がつながっており、リレーに電気が来るときのみA接がつながる。というわけです。
これがランプが交互に点滅するしくみです。
リレーの基本的な動き
基本的な決まり事としてリレーは通常B接でつながっていてリレーに電気が来ると切り替わってA接がつながります。電気が来なくなるとA接がつながらず B接がつながります。
テスターを使って導通チェックをしてみます。
まずベースターミナルのみの場合
接点⑨と①にピンを当てます。(B接)
導通はしていません。
今度はベースターミナルにタイマーリレーを差し込んで再度 導通チェックします。
テスターの針が振れ 導通していることがわかります。
ベースターミナルにリレーを差し込むことで接点のつながりができます。
上の写真でもわかるように まだ配線はしておらず、当然 リレーに電気は来ていません。
これがB接の動きです。
配線をしてリレーに電気が来るとB接がOFFして(つながらなくなる)A接がON(つながる)します。
つまり逆の動きをするわけです。
接点にはペアがあります。⑨と⑤or①、 ⑩と⑥or②、 ⑪と⑦or③、 ⑫と⑧or④です。
⑨ ⑩ ⑪ ⑫は基点となります。これに対しペアを組む相手を決めるのですが A接にするならそれぞれ⑤ ⑥ ⑦ ⑧を B接にするなら① ② ③ ④を選びます。
タイマーリレーの側面にも動きの図が示されています。
接点⑭が+(プラス)、⑬が-(マイナス)
通常は 接点⑨と①、⑩と②、⑪と③、⑫と④がつながっています。これが(B接)です。
接点⑤、⑥、⑦、⑧はつながっていません。
接点⑭と⑬に電気が来るとそれまでつながっていた⑨と①、⑩と②、⑪と③、⑫と④が離れて今度は⑨と⑤、⑩と⑥、⑪と⑦、⑫と⑧がつながる(A接) という見方をします。
リレーのしくみを簡単にいうと電磁石で接点を切り換えるということです。
電気が来ると電磁石が作動してA接点をくっつける動きをします。
この辺の詳細は次の機会に判りやすく御説明します。
まとめ
いかがですか?
タイマーリレー単体で動作させても色々な動きをさせられます。
さらに通常のリレーなども追加して組み合わせる事によって複雑な動作をさせることも可能です。
これから少しづつ御紹介していきます。
まずはこのタイマーリレー単体動作での実際の使用例を次回 御紹介します。
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