超簡単!電気工作&配線入門書⑩ 自己保持回路

切りスイッチ付き自己保持回路の写真 電気関連

crew-rです。別記事「超簡単!電気工作&配線入門書⑨ リレー回路の基本」では押しボタンスイッチを押している間 表示灯を点灯させる最も基本的なリレー回路を御紹介しました。

今回は押しボタンスイッチを一度押すと放しても動作が保持される回路を御紹介します。

超簡単!電気工作&配線入門書⑨ リレー回路の基本
この記事 よろづ の 超簡単!電気工作&配線入門書⑨ リレー回路の基本ではリレーを使用した最も基本的な回路を御紹介しています。ここで回路図の書き方や配線を実施する際のノウハウを順序を追って解説しています。

 

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動作を保持する(自己保持)回路

押しボタンスイッチを押している間のみ表示灯が点灯(放すと消灯)する基本的なリレー回路を以下の回路図で御紹介しました。

基本リレー回路の図

今回は押しボタンスイッチを一度押すと 放しても表示灯が点灯し続ける(保持する)回路にしていきます。このような回路を自己保持回路と呼びます。

 

以下の図が自己保持の回路図です。

自己保持回路の図

配線を判りやすくします。

自己保持回路から接点、負荷を消した図

配線のみの図

色分けします。

配線色分けの図

 

渡し配線の順番を決めます。

自己保持回路 配線渡しの図

配線完了した様子です。

自己保持回路実配線の写真

動作の様子です。

 

動作を停止する押しボタンを追加する

この自己保持回路は一度動作を始めるとそれを保持し続けます。このままだと動作がいつまでも終わりません。動作を止めるには停止用の押しボタンスイッチを追加しなければなりません。

停止用の押しボタンはB接点のスイッチを使用します。B接点とは通常の押しボタンスイッチとは逆の動きをするもので 離れているものをボタンを押す事によって付ける通常のものをA接点と呼びます。

B接点押しボタンスイッチの写真

これに対してB接点とはあらかじめ付いている接点をボタンを押す事で離すスイッチです。

これを回路に追加する事で任意のタイミングでスイッチを押して動作を停止させます。

停止ボタンを追加した自己保持回路

回路図はこのようになります。

停止用ボタン付き自己保持回路

配線部のみを残す 図

配線のみ残した図

色分けします。

配線色分けの図

線をグループ分けします。

配線グループ分けの図

配線の渡し順を決めます。

配線渡し順の図

配線を実施していく

N24(-)線のグループから攻略していきます。

パワーサプライのN24(-)からR1⑨(リレーの⑨番接点)、R1⑨(リレーの⑨番接点)からPB1(A接点押しボタンスイッチ)へと渡します。

N24(-)~R1⑨への渡し 写真

N24(-)線渡し完了の写真

次は P24(+)線のグループを同様に渡していきます。

P24(+)線渡しの写真

 

続いて信号線①のグループ

信号線①の渡し 写真

最後に信号線②のグループ

配線完了の図

全ての配線が完了しました。

実際の動作

動作させてみましょう。

 

まとめ

いかがですか?

スイッチを一度押せばあとは動作が保持され、停止用のスイッチで動作を止める。

この基本的回路はアイデア次第で家庭の中でも活かせます。

次回は停止を自動化させてみましょう。

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