crew-rです。別記事「超簡単!電気工作&配線入門書⑨ リレー回路の基本」では押しボタンスイッチを押している間 表示灯を点灯させる最も基本的なリレー回路を御紹介しました。
今回は押しボタンスイッチを一度押すと放しても動作が保持される回路を御紹介します。

動作を保持する(自己保持)回路
押しボタンスイッチを押している間のみ表示灯が点灯(放すと消灯)する基本的なリレー回路を以下の回路図で御紹介しました。
今回は押しボタンスイッチを一度押すと 放しても表示灯が点灯し続ける(保持する)回路にしていきます。このような回路を自己保持回路と呼びます。
以下の図が自己保持の回路図です。
配線を判りやすくします。
色分けします。
渡し配線の順番を決めます。
配線完了した様子です。
動作の様子です。
動作を停止する押しボタンを追加する
この自己保持回路は一度動作を始めるとそれを保持し続けます。このままだと動作がいつまでも終わりません。動作を止めるには停止用の押しボタンスイッチを追加しなければなりません。
停止用の押しボタンはB接点のスイッチを使用します。B接点とは通常の押しボタンスイッチとは逆の動きをするもので 離れているものをボタンを押す事によって付ける通常のものをA接点と呼びます。
これに対してB接点とはあらかじめ付いている接点をボタンを押す事で離すスイッチです。
これを回路に追加する事で任意のタイミングでスイッチを押して動作を停止させます。
停止ボタンを追加した自己保持回路
回路図はこのようになります。
色分けします。
線をグループ分けします。
配線の渡し順を決めます。
配線を実施していく
N24(-)線のグループから攻略していきます。
パワーサプライのN24(-)からR1⑨(リレーの⑨番接点)、R1⑨(リレーの⑨番接点)からPB1(A接点押しボタンスイッチ)へと渡します。
次は P24(+)線のグループを同様に渡していきます。
続いて信号線①のグループ
最後に信号線②のグループ
全ての配線が完了しました。
実際の動作
動作させてみましょう。
まとめ
いかがですか?
スイッチを一度押せばあとは動作が保持され、停止用のスイッチで動作を止める。
この基本的回路はアイデア次第で家庭の中でも活かせます。
次回は停止を自動化させてみましょう。
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