crew-rです。
別記事ではリレー回路準備として電源BOXを作製するにあたって必要な機材を御紹介しました。
今回はこれらの機材を実際に配線で接続して稼働するようにしていきたいと思います。
コンセントケーブルの作製
まずは電源を供給するための1次電源 つまりコンセントケーブルを作製します。
ここで使用する圧着端子はR2-5(または2-M5)となります。「R2」の2は配線コードの径になります(2-M5も同様)。
2sqに対応する端子という意味です。続いて「R2-5」(2-M5)の「5」(M5)は丸形端子の穴径です。
径5mmのボルト(ビス)に対応した端子という意味です。
ブレーカーの端子台のビス径が5mmなのでこれを使用します。
中間スイッチは絶対になくてはならないものではありませんが一応作製手順を御紹介します。
コンセントケーブルを任意の位置でカットします。
裏面のビスを外して分解します。
端子用ビス径に合った端子を使用します。(この例ではR1.25-S3.5)
1.25sq用のボルト径3.5mmに対応した端子です。
なるべく小さいサイズを使用しないとスイッチ本体が合わさらず、無理に閉めようとすると割れてしまいますので注意して下さい。
スイッチの溝にコードを押し込む要領で
スイッチが隙間なく締めることができるか確認
大丈夫ならビスを締め付けて閉じます。
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コンセントケーブルをブレーカーに接続する
作製したコンセントケーブルをブレーカーに接続します。
ただ絶対にコンセントはまだ差し込まないで下さい。
全ての配線が完了してからです。
線の極性はないので気にせず締め付けていきましょう。
ここで注意点ですがブレーカーの上側に電源側、LINEの刻印がありますがここが電源側すなわちコンセントケーブルを接続する所です。
一方、下側には負荷側、LOADの刻印がありますがここから負荷(パワーサプライや電気機器)へ流れていくという意味です。
負荷側 LOADから次はパワーサプライのINPUT側に続きます。
下のOUTPUT側から24V(ボルト)に変換された電気が流れていきます。(※この段階ではまだ配線はつないでいません。)
コンセントへ差し込んだら電気が来てブレーカーの電源側(LINE)→負荷側(LOAD)→負荷(パワーサプライやその他 電気機器)へ流れていきます。くれぐれも間違えないようにして下さい。
ブレーカー~パワーサプライへの接続
ブレーカーに接続する端子はR2-5でパワーサプライ側はR2-4です。
紛らわしいですがそれぞれのビス径の関係でR2-5の端子はパワーサプライの端子台にはつかえて入らないためです。つまり、ブレーカーのビス径は5mm。一方パワーサプライのビス径は4mmです。
これで電源部分は配線が完了しました。
電圧の調整
この段階ではじめて電源を投入します。コンセントを差し込み中間スイッチ(装着した場合のみ)ブレーカーをONにしてパワーサプライが作動するのを確認します。
マルチテスターで電圧を確認しながら調整します。
V.ADJ(アジャストスクリュー)を精密ドライバーもしくは先の細いドライバー(+)で廻しながら調整します。
細いドライバーを突っ込んで右廻りで電圧UP
左廻りで電圧DOWNします。
24vに合わせて調整します。
表示機能付きのものは数値が24Vになるところまで調整します。
まとめ
以上で24V機器用の電源供給装置が完成しました。
これにリレーやタイマーリレー、その他機器を組み合わせて接続し 24Vの電気機器を自在に動作させることが可能になります。
次回からはいくつかの具体例を御紹介していきます。
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