crew-rです。
別記事「予約タイマーで作動する天井裏音響装置 設定方法」ではH5Sデジタルタイムスイッチの基本的なタイマープログラム手順を御紹介しました。
今回は入力切替機能の1つ、バンク切替機能を使用するための接続と設定方法を解説していきます。バンク(グループ)切替機能を使うことでA,B2つのプログラムをワンタッチで切り替えられる便利な機能です。
バンク切替機能を使うための準備
デジタルタイマースイッチH5Sの入力接点⑥、⑦を短絡(つなぐ)事によりプログラムAからプログラムBに切り替える機能を使用するのでコードを接続します。
コードを短絡(つなぐ)ためのロッカスイッチを2個使用します。
ONすれば短絡し、OFFにすれば元に戻ります。
エーモン ロッカスイッチNo3214を使用します。
裏側の端子部の様子です。
端子部は幅7mmです。
平型端子(メス)250型を入手します。(スリーブも含めたセット物が望ましい)
スリーブを先に通してから端子を圧着します。
片方にY字端子を圧着した2芯コードを2セット作製します。
ロッカスイッチ裏面のロックナットを外しておきます。
メス端子を刺し込みます。
プラボックスの適宜位置に12mmのドリル穴を開けます。
電動インパクトなら一気に穴開けできます。
コードのY字端子部を穴に入れ込みます。
ロックナットを通します。
ロッカスイッチのネジ部にロックナットを締め付けてスイッチを固定します。
外側から見た様子です。
コードのY字端子を入力の接点⑥、⑦につなぎます。
タイマースイッチNo2も同様に施工します。
これでハード面の作業は完了です。
バンク切替を使用するための設定
スイッチノブを運転から回路1または回路2に合わせます。
時刻合わせのスイッチを3秒程長押しします。
表示が変わったら再度時刻合わせを短押ししてF2を表示させます。
表示が変わったら時または分のスイッチを押してバンク(bAnk)の表示にします。
これがバンク表示です。(デジタル表示が見づらいですが)
セットを押すと点滅表示が通常表示に変わります。これでバンク使用設定は完了です。スイッチを運転に戻すと反映されています。
通常はプログラムAで稼動します。
ロッカスイッチをONすると
プログラムBでの稼動に変わります。
説明書の内容を抜粋してみました。
バンク以外の機能を使用することもできます。
各プログラムの設定手順
ではプログラムごとの設定手順を見てみましょう。
例として下図のように設定してみます。
バンク切替機能を使用すれば 2種類のプログラムをワンタッチで使い分けることができて便利です。
まとめ
デジタルタイムスイッチH5Sには便利な機能が付属しています。
適宜使用目的に応じて設定すると使い勝手もさらに増すでしょう。
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