crew-rです。
別記事「超簡単!電気工作&配線入門書⑧電気回路の基本」では押しボタンスイッチを押している間 表示灯を点灯させる簡単な電気回路を作成しました。
ここからはリレーを使用した回路を御紹介していきます。
まずは押しボタンスイッチを押している間のみ表示灯が点灯する基本回路をリレーを使用して作成しましょう。
基本的なリレー回路
別記事「超簡単!電気工作&配線入門書⑧電気回路の基本」では24V(ボルト)電源と表示灯をつなぎ 間に押しボタンスイッチを介した回路として以下のような回路図を作成しました。
今回は この基本電気回路にリレーを追加して同様の動作(押しボタンスイッチを押している間のみ表示灯が点灯する)をさせてみましょう。
回路図は以下のようになります。
リレー(記号R1)が追加されますがリレー本体部と接点部が追加されています。リレー回路はこのような書き方をします。
配線をグループ分けする
回路図から接点部(PB、R1のスイッチ部)と負荷(R1本体とPL)を消して配線のみにしてみます。
するとこのようになります。
判りやすく 色で配線をグループ分けします。
黒色のN24(-)線、赤色のP24(+)線、青色の信号線①、白色の信号線②
以上の4つに分けられます。
配線順を決める
同じグループ内の配線はつながっていれば順序はどの順番でもOKです。
例えばN24(-)グループはN24(-)~PB~R1⑨となっていますがN24(-)から二股に分けてPBとR1⑨につないでも良いですしN24(-)~R1⑨~PBと順番を入れ替えても問題ありません。
なのでここではN24(-)からR1⑨、R1⑨からPBへと渡し配線していきます。(シンプルな渡しにしたい時などにお薦めです。)
以上を踏まえて各グループの配線順を書き出します。
あとはこの図をもとに実装配線に移ります。
グループごとに配線を実施していく
作業に入る前に必ず電源が入っていない状態にしておきます。コンセントを抜き、ブレーカーや中間スイッチを切にしておきます。
グループ分けした図をもとに実際に配線していきます。
その前にベースターミナルにセットしたリレーを追加します。
まずはN24(-)線のグループから攻略していきます。
パワーサプライの(-)からR1⑨(リレーの⑨番接点)をつないで更にそこからPB(押しボタンスイッチ)へ渡していきます。
接点番号はベースターミナルに刻印されています。
ベースターミナルのセットの仕方や配線コードの端子部締め付け方法は別記事「超簡単!電気工作&配線入門書⑥タイマーリレーを動作させる」にて解説していますので良かったら参考にして下さい。
パワーサプライの-Vからつなげていきます。
R1⑨(リレーの⑨番接点)につなげます。
さらにR1⑨~PB(リレーの⑨番接点から押しボタンスイッチ)へ渡していきます。
配線完了した所から線を引いて消し込んでいくと良いでしょう。複雑な回路や配線になるほど数が増えるので確認の意味でも習慣付けた方が望ましいと思われます。
同様にP24(+)グループも配線していきます。
消し込みます。
続いて信号線①
PB(押しボタンスイッチ)の残った方とR1⑬(リレーの⑬番接点)をつまぎます。
消し込みます。
最後に信号線②
R1⑤(リレーの⑤番接点)とPL(-)=表示灯の-マイナス側をつなぎます。
消し込みます。
これで全ての配線が完了しました。
実際の動作
それでは動作させてみましょう。
まとめ
以上リレー回路の最も基本的なものを御紹介しました。
回路図の考え方や配線のノウハウの基本に少し触れる事ができたと思います。
次回は機器の動作をある程度自動化させるリレー回路を御紹介します。
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