写真解説 TEIN車高調整式サスペンションAssy フロント側脱着

アッパー部写真

crew-rです。

TEIN製の車高調整式サスペンションAssy(フロント側)の脱着について御紹介します。

ここでは日産フーガ(Y51型)を例に解説しています。

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上側ナットの取り外し

まず最初に前輪側のタイヤのホイールナットを少し緩めてフロント(前輪側)を左右ともジャッキアップしてウマで支え タイヤを外します。ウマで支えるのが片方ずつだとスタビライザーが効いたりして負荷がかかり、脱着がうまくいきません。

次にアッパーマウント部のナット3個を緩めます。(H12サイズ)

この例ではEDFC用のモーター付きなのでモーター用の結線を外してコードをフリーにしておきます。

ナットを手で回る程度に緩めたら外してしまわずに下側に向かいます。

アッパー部写真

下側の取り外し

金色のBRKTに固定されているABSハーネスをフリーにします。その後BRKTのボルトを外して広げてショックアブソーバーから外しておきます。一部ブレーキホースとボルトにて結合されていますがそこはそのままにしておきます。この時BRKTの向きを確認して覚えておきます(再度取り付け時のため)。

Frストラットの写真

 

下側の取り付けボルトはスタビライザーリンク一体式になっているのでスタビライザー取り付け側、通しボルト側の両方のナットを取り外します。(ナットはどちらもH17サイズ)

引き抜いてやれば下側がフリーになります。

通しボルトの写真

通しボルトを外した際にショック下側がアーム部分に乗って落下しないならアッパーマウント部のナットを外しても良いです。ショックを片手で支え アーム部を押し下げてやれば外れてきます。EDFC用モーターのコードを引っ掛けないように注意しながらショックAssyを取り出します。

下側取り付け部の写真

 

隙間が狭くてショックを取り出せない場合はアッパーリンクとアームを分離して隙間を確保してやらねばなりません。(ボールジョイントをかしめる構造になっており ナットはH14サイズ)

この例では そこまでする必要はありませんでした。

尚、このナットは再使用不可なので事前に入手しておく方が望ましいです。(締め付けトルクは5.6kgf・m)

 

リンク部の写真

TEIN車高調整式サスペンションFLEX Z

今回取り外したサスペンションAssy STREET FLEXは2016年10月取り付け以来5年近く経過しています。さすがにショックアブソーバーがヘタってきているので今回 新たにFLEX ZをKitで購入しスプリングをバネレート12kgf/mm→14kgf/mmへアップしたものを装着 さらにEDFC用のモーターも追加で入手して事前に組んでおきました。こうしておけばAssy交換する事ができて作業が早いです。

 

Fr側Assyの写真

Assy品上側の写真

事前Assy化については以下の記事で解説しています。

EDFC用 TEIN 車高調整式サスペンション FLEX Z フロント側 事前Assy
この記事 crew-r よろづ の「EDFC用 TEIN 車高調整式サスペンション FLEX Z フロント側 事前Assy」ではTEINの車高調整式サスペンションKit FLEX ZにEDFC用モーターを装着し、さらにスプリングを高レートの物に交換し異音防止対策も実施して組み直した様子を解説しています。

取り付け

基本的に取り外し時と逆の順序で取り付けていきます。まずショックAssyをアーム部にセットしてモーター用コードをアッパーマウント部中央の穴へ通し 続いてマウント部のスタッドを3つの穴に通し そのまま支えてナットを仮締めしてその後下側アーム部の穴を合わせて通しボルトを通します。

スタビライザーとショック下側通しボルトのナットを仮締めします。

通しボルトの写真

 

アッパーマウント部から本締めしていきます。(締め付けトルクは3.1kgf・m)

アッパー部写真

 

スタビライザーとショック下側を本締めします。

締め付けトルクはスタビライザー8.6khf・m

ショック下側が16.6kgf・m

通しボルトの写真

尚、本締めは左右ともセットしてからの方が作業しやすいと思います。

本締めの後に金色BRKTを締め付けてその後ABSハーネスを元に戻します。

あとはタイヤを取り付けてウマを外して完了です。


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