crew-rです。
別記事 「超簡単!電気工作&配線入門書⑱ センサーで動作させる」では人感センサースイッチでリレー回路に連動した警報&ランプを動作させる 言わば防犯アイテムの作製ノウハウを御紹介しました。
今回は趣向を変えて 御家族や御来客をお迎えするアイテムを作製してみます。
人感センサースイッチ
INPUT側に24V(ボルト)の電気が電源として入り、センサーが人を感知するとOUTPUT側から24(ボルト)の電気が出力されます。
この出力された電気でリレーを動作させて電気機器を連動させます。
センサースイッチと装置をつなぐ
まず、センサースイッチに配線していきます。
4芯コードを使用します。
コードの両端の被服を取ります。
さらに被覆を剥き素線を出します。(1cm弱ほど)
4芯コードの緑色線をINPUTのプラス側、白色線をINPUTのマイナス側へ
さらに赤色線をOUTPUTのプラス側、黒色線をOUTPUTのマイナス側につなぎます。
細いマイナスドライバーでネジ部を緩めて接点を開きます。
コード接続した様子
4芯コードのもう一方はY字端子を圧着します。
緑色線はパワーサプライのOUTPUTのプラス側、白色線はOUTPUTのマイナス側へつなぎます。(これがセンサースイッチの電源になります)
赤色線をリレーの⑭番接点に 黒色線をリレーの⑬番接点につなぎます。
接点番号はこちらを御参照下さい。
装置の作製
タイマーリレーも使用します。(ランプに点滅動作をさせるため)
写真の例では⑤番接点、②番接点、③番接点、⑧番接点にそれぞれ黄緑、白、黄、茶 色の線をつないでいます。(これがランプのマイナス電源になります)
接点番号はこちらを御参照下さい。
このタイマーリレーをリレーの横にセットします。
リレーとタイマーリレーの⑬番接点と⑭番接点を渡しでつなぎます。
タイマーリレーの⑬番接点と⑭番接点から端子台へ写真のようにつなぎます。
端子台の左5列を渡しでつなぎます。(プラス電源用)
端子台の右5列を渡しでつなぎます。(マイナス電源用)
端子台の右端からタイマーリレー⑨番接点へつなぎます。
接点番号はこちらを御参照下さい。
タイマーリレーの⑨番接点~⑩番接点~⑪番接点~⑫番接点を渡しでつなぎます。(青色コードの部分)
これで装置の基幹部分はできました。
電気機器を接続する
プラス電源取り出し用のコードを1~4本追加します(任意の数、 連動させたい機器の数に合わせて)。
LEDテープを2芯の中間コードでつないだ物をここでは2セット使用しています。
1本目のLEDのマイナスからつながった線をタイマーリレーの⑤番接点からの線につなぎます。
LEDのプラスからつながった線は端子台のプラス用コードにつなげます。
接点番号はこちらを御参照下さい。
2本目のLEDはマイナスをタイマーリレーの②番接点から出た線につなぎます。
プラスは端子台のプラス用線へつなぎます。
このつなぎにする事で交互に点滅する動きになります。
接点番号はこちらを御参照下さい。
もう一つ使用する電気機器はこちら
Schneider Electric(シュナイダーエレクトリック)製の電子音ブザーです。(写真はコードにオス端子を付けていますが実際は付属していません。)
軽量コンパクトで音色も豊富です。(型番XVSA7BBN)
シュナイダーエレクトリック製の電子音ブザーの詳細はこちらの記事で御紹介しています。
ブザーのプラス線(赤)、マイナス線(黒)、音色1線(緑)に中間コードをつなぎます。(4芯線のうち3つを使用します。 使わない線はビニールテープで留めておきます。)
中間コードのもう一方はY字端子を付けます。
穴を通してキャビネット内に引き込みます。
プラス線を端子台のプラス用接点につなぎます。
マイナス線を端子台のマイナス用接点につなぎます。
音色1の線をリレーの⑤番接点につなぎます。
接点番号はこちらを御参照下さい。
渡し線を1本追加します。
端子台のマイナス用接点からリレーの⑨番接点に渡します。(このブザーはマイナス線がCOM線を兼ねているためです。)
接点番号はこちらを御参照下さい。
これで すべての配線が完了しました。
タイマーリレーの動作設定
タイマーリレー側面のディップスイッチを写真のような並びにします。
目盛りを0.2に合わせてみます。(点滅間隔2秒)
設定が済んだらタイマーリレーをベースターミナルにセットします。
あとは中間コードを配策してLEDやブザー等の電気機器を任意の場所に設置します。
実際の動作の様子
来客を玄関先で お出迎えする様子を想定しています。
人がセンサーの感知領域からいなくなると15~20秒ほどで動作停止します。
この例は即興で作製したものですが 接続する電気機器や配置などアイデア次第で面白いアイテムを構成できると思います。
まとめ
電気工作のスキルを身に付けると 完成形ではなく素材として出回っている電機機器を使用して自分好みに動作や配置をさせる事ができます。
次回も家庭に活かせる電気工作を御紹介していきます。
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