crew-rです。
別記事「超簡単!電気工作&配線入門書⑮ タイマー自己保持回路の実用例その4」ではタイマー自己保持回路をリモコンで作動させる方法を御紹介しました。
今回はリレー回路とタイマーリレーを連動させた2つの装置をリモコンで作動させる例を御紹介します。
リモコンスイッチの動作パターン その2
別記事「超簡単!電気工作&配線入門書⑮ タイマー自己保持回路の実用例その4」では リモコンの上側スイッチを押して動作ONし、下側スイッチを押すと動作がOFFする仕様にしました。
今回は2つの装置のうち、装置1を上側スイッチを押して動作ONさせ、再度上側スイッチを押すと動作停止。
装置2を下側スイッチを押して動作ONさせ、再度下側スイッチを押して動作停止させる。
以上の動作をさせてみましょう。
主要機材を配置する
配電キャビネットに主要機材を取り付ける要領は 別記事「超簡単!電気工作&配線入門書⑫ タイマー自己保持回路の実用例」を御参照下さい。
今回はキャビネット内にはブレーカーを使用せず、代わりに漏電ブレーカー付きのコンセントで代用します。(※まだコンセントは刺し込まない)
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リレーとタイマーリレーが並びますが、解説用にリレーNo1,タイマーリレーNo1、リレーNo2,タイマーリレーNo2とします。
リレーNo1&タイマーリレーNo1で装置1
リレーNo2&タイマーリレーNo2で装置2とします。
電源部分の配線
コンセントの端子をパワーサプライの接点部に合わせてY字端子に交換します。
パワーサプライのINPUT側 接点に接続します。
装置側の配線
まず 写真のようにY字端子とオス端子を圧着したコードを作製します。
パワーサプライのOUTPUT側から出力された24V(ボルト)電源の-マイナス側からつながる配線を接続させていきます。
2本配線コードをつなげます。
もう一方のコードを リレーNo1の⑬番接点、リレーNo2の⑬番接点からそれぞれつなげます。
リレーの接点番号はこちら
続いてパワーサプライのOUTPUT側 プラスから リレーNo1とリレーNo2の⑭番接点をそれぞれつなぎます。
リレーNo1の⑭番接点~タイマーリレーNo1の⑭番接点
リレーNo2の⑭番接点~タイマーリレーNo2の⑭番接点
をそれぞれつなぎます。
リレーNo1の⑬番接点~タイマーリレーNo1の⑬番接点
リレーNo2の⑬番接点~タイマーリレーNo2の⑬番接点
をそれぞれつなぎます。
タイマーリレーNo1の⑭番接点、タイマーリレーNo2の⑭番接点から端子台へそれぞれつなぎます。
端子台を渡し配線します。
タイマーリレーNo1,タイマーリレーNo2 の⑬番接点~⑨番接点
⑨番接点~⑩番接点
⑩番接点~⑪番接点
⑪番接点~⑫番接点
をそれぞれ渡し配線していきます。
Y字端子とメス端子で電源取り出し用(+プラス)のコードを作製します。
作製したコードを写真のようにつなげます。
Y字端子とメス端子で電源取り出し用(-マイナス)のコードを作製します。
(解説用に色分けしていますが実際は色分けにこだわる必要はありません。)
タイマーリレーNo1,No2に写真のようにコードをつなげます。
黄緑コードを⑤番接点
白色コードを②番接点
黄色コードを③番接点
茶色コードを⑧番接点
につなげます。
動作指示信号線の配線
リモコンの受信機からの指示信号線をつなげていきます。
説明書の内容を参照します。
受信機用コードです。
6本のコードのうち、橙色コード&黄色コード
緑色コード&紫色コード
がペアとなりますのでメス端子を付けます。
リレーNo1の⑬番接点とパワーサプライ-マイナス側からのコード(オス端子)に黄色コード、橙色コード(メス端子)をそれぞれつなぎます。
リレーNo2の⑬番接点とパワーサプライ-マイナス側からのコード(オス端子)に紫色コード、青色コード(メス端子)をそれぞれつなぎます。
リモコン受信機を接続する
説明書の指示通りに受信機のディップスイッチ1と2をONします。(下側へ倒す)
電気機器を接続する
今回は24V(ボルト)のLEDテープを使用します。赤色コード(+プラス)、黒色コード(-マイナス)にオス端子を圧着します。
2芯コードにオス端子、メス端子を圧着し 中間コードを作製します。(接続する電気機器の数に応じて)
中間コード作製の参考動画です。
LEDテープと中間コードをつなぎます。
中間コードと装置側のコードをつなぎます。タイマリレーの⑤番、②番、③番、⑧番接点からのコードは-マイナス側で2芯コードの黒色線をつなぎます。
端子台の赤色コードは+プラス側で2芯コードの白色線をつなぎます。
装置1側に4本、装置2側に2本つなぎました。
実際の接続例
ここでまず装置の基本的な動作をみてみましょう。
手前のLEDテープ4つが装置1で動作、奥側の2つが装置2で動作します。
以上を踏まえた上で実際に使用してみましょう。
100均で購入した素材をコーディネイトしてみます。
鯉のぼり内部の両面テープを剝ぎ取りポールから取り外します。
LEDテープを鯉のぼりのサイズに合わせてカットします。
金色のマーキング部のハサミのマークの所でカットします。(10㎝間隔で記されています。)
カットした様子です。
切断部はビニールテープを貼り付けて絶縁処理しておきましょう。
LEDテープをセロテープ等で貼り付けます。
再度両面テープで鯉のぼりを固定します。
中間コードをつなげてポール部は配線が目立たないようにガムテープ等で巻くと良いでしょう。
タイマーリレーの動作設定をする
ここで使用しているタイマリレーは側面のディップスイッチでタイムレンジや動作モードを設定できます。
タイマーリレーNo1,No2とも写真のように設定してみます。
先の細い物でディップスイッチを起こします。
タイマーの設定時間をタイマーリレーNo1で2秒、タイマリレーNo2で5秒にしてみます。
実際の動作
まずコンセントを差し込み電源を入れます。
実際にリモコンスイッチで装置を作動させてみましょう。
さらに 受信機のディップスイッチ3をONさせるとリモコンスイッチ上側のボタンを押すと 装置1,2を同時にONさせ、下側のボタンを押すと 装置1,2を同時にOFFさせる動作モードに切り替わります。
まとめ
複数の動作パターンを選べるリモコンスイッチと組み合わせてリレー回路を使用する事で LEDに限らずらず様々な電気機器を色々に動かす事が可能です。
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次回も実用的アイテムを御紹介します。
初心者の方がリレー回路を使用した装置を作製するノウハウを よろづ crew-r の「超簡単!電気工作&配線入門書」①~⑮ にて御紹介していますので是非御覧下さい。
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