crew-rです。
別記事「DIY イレクターパイプとメタルジョイントで折り畳みの台を追加する」では既存の棚に折り畳み式の台を追加設置する基本的な手法例を御紹介しました。

ここでは実用例として食卓のテーブルに設置した例を御紹介していきます。
鉄板プレートやカセットコンロなどを出して焼肉や鍋料理などをする際に食材等を置くスペースが足りない時に活躍すると思います。
土台部の基本構想
今回 棚を設置したいのがこの和式テーブルの側面

採寸していきます。床から台下まで35.5㎝ほどです。

土台部分の脚を同寸に切り出します。

脚をどのように設置するか探るためテーブルの裏面を見てみます。
外淵をイレクターパイプで挟み込む形での固定を図ります。(外淵の厚みは3㎝弱)

こんなイメージです。

テーブルの脚に沿うように挟み込んで土台脚を造るので4本使用します。
脚の作製
これからジョイントを付ける部分にマジック等で目印を付けておきます。

イレクターパイプを9㎝程に2本切り出します。

パイプの断面にエンドキャップを装着して見栄えを良くします。


キャップ装着前に断面内側のバリを棒やすりで削ってキャップを入れ易くしておきます。

キャップを少し入れて水平を保ちながらハンマーなどで叩いて挿入します。


NSJ-6等のねじり接続用のジョイントを脚1本に1個使用します。

テーブル淵の奥側になる脚は本締めで固定します。挟み込み調整時に手前側の脚を動かした方がやりやすいからです。


テーブルの向かって右側の脚
ジョイントのボルトを手前にします。調整時に6角レンチでの作業をしやすくするためです。

ジョイントを仮締めにしておいて手前側の脚をスライドさせて淵を挟み込み ガッチリ固定できるところで本締め固定します。

テーブルを下から見た様子 外淵をイレクターパイプで挟み込んでいます。

続いて もう一方(向かって左側)の脚
これも同様に奥側のジョイントは本締めで固定しておきます。

今度は調整側のボルトが手前を向くようにすると下から上に向きます。

斜めに入れて立てるか 必要に応じてテーブルを少し持ち上げるなどして脚をセットします。

右側同様に手前側の脚をスライドさせて挟み込んで本締めします。

手前側の脚を横支柱でつないで補強します。NSJ-1のジョイントを2セット使用します。

これもボルトを手前に向けると作業しやすいです。

各部がガッチリ固定されているのを確認して折り畳み棚部分の追加に着手します。

折り畳み棚部分の設置
左右の脚手前にNSJ-6ねじりジョイントを仮締めしてセットします。


イレクターパイプを通していきます。

通して向きを整えたら本締めで固定します。これが棚の支点用となります。

可動部用のジョイントNSJ-10を6セット使用します。

仮締めにてセットします。

下側の支柱も装着します。

屈伸部分を取り付けます。

棚の外枠用のパイプを取り付けます。


NSJ-2Nジョイントを使用して棚の枠を形成していきます。

棚板補強用にパイプを2本追加します。棚板手前側はNSJ-1ジョイントで固定

支点側はNSJ-10ジョイントを使用して取り付けます。

完成

折り畳んだ状態

使用時は棚板を乗せて追加棚にします。タッピングネジで固定しても良いでしょう。

テーブルに追加スペースが必要な時はおおいに活躍します。

今回した機材
イレクターパイプ
NSJ-2Nジョイント



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