crew-rです。
今回は車のヘッドランプの経年劣化による黄ばみや細かいひび割れを 文献や動画を参考にして素人の自分の手で改修してみました。
ヘッドライトの劣化 現状
車は日産フーガ Y51型 2013年製造
ここ最近 うっすらとした黄ばみや くすみが気になってディーラーへ点検入庫の際に磨いてもらっていたのですが2,3か月も経つとすぐこの有り様です。
昔はヘッドランプ表面はガラス製だったので経年でこのような劣化は無く、洗車して汚れを落とせば綺麗になっていましたが 最近の車はヘッドランプの表面は違う素材を使用しているのでランプバルブの熱などで経年とともにこのような厄介な劣化をします。
これでは いくら洗車してもイマイチ ぱっとしませんね。
この劣化を解消して見栄え良くできないものか 文献や動画を検索してみると結構手軽&大胆に施工できそうな感じだったので自分でトライしてみる事にしました。
施工の概略
改修の基本的な内容は
まずはペーパーやすりでヘッドランプ表面の黄ばみやくすみ、細かいひび割れを除去します。
その後、ウレタンクリアを塗布して乾燥後 コンパウンドで仕上げる といった流れになります。
今回 磨き用に使用した耐水ペーパー#1500番
磨き後に塗布するウレタンクリア―
私が参考にした動画では プロ級の完璧な仕上がりを求めないなら この2点で充分との内容なので
まずはこれで試してみました。
意外に楽だった磨き
まずはペーパー掛けから
水洗いでヘッドランプ表面の汚れをざっと落とします。
それから表面全体をガシガシとこすっていきます。それほど力を込めていません。
ヘッドランプ周辺にマスキングテープを貼って他の部位にペーパーが当たらないようにした方が無難ですが手を抜いてこの時点では まだ貼っていません。
こんな感じになります。
水で洗い流します。
ペーパーやすりで こすっては洗い流し を片側3回ずつ行いました。30~40分程かけたと思います。
磨いて水洗い後 ふき取って まずはライト周りにマスキングテープを貼ります。
磨いた後なのでライト表面が白くなっています。
本当にこれがクリアーになるのか?と不安な気持ちになります。
ウレタンクリア―塗布
ウレタンクリア―塗布前にはマスキングをしておきます。
ウレタンクリア―のスプレー缶に 注意事項として手袋&マスクを着用する旨が記載されていたので従います。
黒い方のキャップを外すと金属ピンがあります。
使用要領にも記載されていますが これをコンクリート床などに垂直に押し付けて留金一杯に押し込みます。
その後 逆さにして10分程放置します。放置後20~30回よく振ります。
一度金属ピンを押し込むと硬化が始まり 12時間以内に使用しないといけないようで その後は使用できなようです。余っていても使い捨てです。
ウレタンクリア―塗布の前に脱脂しておきます。シリコンオフ等をヘッドランプ表面にすり込みます。
塗布は新聞紙や段ボール片などに試し吹きをしてから15~25cm程離して一度に塗布せず数回に分けてまんべんなくスプレーしていくのが良いようです。また一度塗布して次の塗布まで10~15分程度時間を開けてある程度乾燥させる必要があるようです。
塗布後
おお、透明になっています。
写真では判りづらいですが実はこれ 失敗です。この日は風が強く ちょうどスプレーしている時に突風が吹いたりして散ってしまったり、綺麗な仕上がりとはいきませんでした。また、塗布する間隔も2分程度しか開けていませんでした。
2度,3度と重ね塗りしているうちに散りが増えていき・・・
一昼夜開けてみた様子
表面全体がすりガラスのぼかし状に見えるのと 散った際の細かいポツポツが所々に散在しています。
自分でやってみて思ったのは やはり風の無い所で施工すべきです。ガレージ内でできれば理想ですが無いので 風の無い日を選らばないと失敗します。
このウレタンクリア―は乾燥後なら粗手のペーパーやすりで(#300番程度)から番手を上げていって削り落としてしまえば また塗り直して施工する事も可能なようですが 何とかリカバリーを思案してみます。
ただ、このウレタンクリア―は なかなか逸品だと思います。透明感は素晴らしいです。
使用した機材
耐水ペーパー
ウレタンクリア―
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