crew-rです。
今回は日産GT-R(R35型)の運転席シートを分解してみた様子を御紹介します。
フリマサイトで落札したGT-R純正シート(中古)
フリマサイトにて1万円台で入手したR35 GT-R純正シート(中古)
さすがに日産を代表する高性能車GT-Rのシート ホールド性が良さそうです。
他車種に流用装着している例も見られますが 私も同様に流用できないものか思案しており、まずは分解して構造を見たいと思ったので 比較的安価なこの物件を入手しました。シート生地の汚れや金属部分の錆などが やや目立ちますが 分解用なので妥当とします。
シート座面を取り外す
分解してみての感想は Y51型フーガと比較すると 座面部分と背もたれ部の分離は かなり簡素で作業しやすいと思います。
まずは座面部の取り外しから
シート底面を裏側から見た様子
4か所ボルト締めにて座面が固定されています。
ソケットレンチ(12mmサイズ)で緩めて外します。
ボルトに続いてリテーナー(プラスチック爪)を外します。
背もたれの端部がフリーになります。
座面クッション端部の布地が見えます。
マジックテープを外します。
これで座面部が取り外せます。
サイドフィニッシャーの取り外し
サイドフィニッシャーを外します。
サイドフィニッシャー脱着の解説図
リクライニング部でインナー側とアウター側とが はめ込まれており、これを外します。
あとは鉄クリップ3つで留まっているので側面から(破損させぬ程度に)強めに引けば外れます。
パワーシート操作スイッチとサイサポートスイッチのコネクターを外します。
左側のフィニッシャーも同様に外します。
背もたれ部の取り外し
シートバック(背もたれ)のファスナーを開けます。
左側も
黒いリテーナーを外します。
横にスライドさせると外れやすいです。
内部が見えてきます。
白いプロテクターを外してみました。
コネクターの結線を外して背もたれ部をフリーにできるようにします。
この例では 左側はリクライニングモーター用、右側はリミットスイッチ用です。
この他 仕様によりシートヒーターやサイドエアバッグのコネクターやハーネスが存在する場合もあるようです。
結線を外してビルトインクリップも外してフリーにします。
インナー側のフィニッシャーは2分割になっていて簡単に外せます。
14㎜サイズのボルト(左右2本ずつ)を外せば背もたれ部を分離できます。
分離した背もたれ部分を さらにクッション部分と骨格部分に分けるには ボグリング(Cリンク)と呼ばれる金具とそれを留める特殊プライヤーが無いと復元が困難になるので とりあえず今回はここまでにします。
背もたれ部分と座面部分は別に程度の良い物を入手済みで流用完成した後に この分解用シートをもう少し細かく見てみようと思います。
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