crew-rです。
今回は使えなくなった電池式のLEDランタンを電源供給方式を変更して復活させてみました。
電池式のLEDランタン
アウトドア用品で有名なメーカーのLEDランタン
電源は単1電池8本
とても明るく またベースから分離して4つの携帯用照明としても使えます。
キャンプなどでも重宝すると思います。
電池部分が腐蝕してしまい使用不可に
電池式の機器は停電時などは非常に重宝しますが適切に管理しないと思わぬ事態になり、必要なときに活用できなくなってしまいます。
その例がこちら
電池の出し入れは底部のフタを開けて行います。
フタを開けてみると
さらに極板部分も御覧のとおり。
電池を入れたまま長期間放置していたので電池内の液体が漏れ出して腐蝕してしまっています。
おもちゃや家電製品でもそうですが電池を入れたまま使わずに置いていると いざ使う時になって同様の経験をされた方も多いと思います。
このランタンの場合も腐蝕した部位を清掃して新しい電池を入れてみましたが もはや点灯せず使用不可の状態になっていました。
このまま廃棄してしまうのもどうかと思い、なんとか使途を見出せないものかと思案、電源を電池式からコードでの電気式への加工を模索し、 とりあえず分解して内部を調べる事にしました。
分解してみる
ビス4本を外して底の部分を分解
さらに極板と内部のコードを追っていくと このランタンの電源のしくみが判ってきました。
単1型の電池8本を使用していますが 4本ずつの直列接続2セットの構造となっていました。
つまり電源に必要な電圧はDC1.5V(ボルト)×4本=DC6Vになります。
2セットなのはどちらかの電源(電池)が0になっても残った方でカバーするためです。
以上を踏まえてDC6V(ボルト)の電気を供給すれば復活できそうです。
コードをカットして加工する
電池部近辺はコードをカットします。
カットした本体内部側のコードにメス端子を圧着します。
適当な4芯コードを使用
一方にオス端子を圧着しておきます。
半田こてで溶かすなどしてコードを通す穴を開けます。(中央部)
側面にも穴を開けます。
コードを穴に通していきます。
本体側のメス端子と底部のオス端子をつなぎます。
つないだ様子
この場合4芯コードの赤、白が+プラス
黒、緑が-マイナスになります。
コードを収めながら本体&底部を取り付けます。
フタを締めます。
このパーツはもう使用しません。
大体できあがりました。
あとはコードのもう一方を構成していきます。
電源供給部の構成
ランタンから出したコードにDC6V(ボルト)の電気を流せば点灯しますが では DC6Vの電気をどうやって確保するか?
便利なアイテムを見つけました。
通販で入手したユニバーサルACアダプター
100~240V(ボルト)のAC電源を7パターンのDC電源へ変換できます。
内容物を出した様子。
各種アダプターソケットと電圧調整用のキー
電圧調整は黄色のロータリースイッチをキーで回して合わせます。
6Vに合わせてみます。
コード素線差し込み用のアダプターソケットを使用します。
+プラス、-マイナスの刻印があります。
接点部
ネジを締め込んでいくと接点が閉じていき コードの素線を挟んで固定するしくみです。
ランタンから出たコード先端の素線を出します。
前述したとおり赤、白が+プラス側
黒、緑が-マイナス側になります。
コードを差し込み固定します。
ソケットを接合します。
完成
点灯させてみる
コンセントに挿してランタンのスイッチをONします。
充電もできます。
今回使用したACアダプター
パワーサプライ不要で 手軽に家庭用AC電源を3~12V(ボルト)のDC電源に変換できる便利なアイテムでさまざまな使途があると思います。
電圧値は写真のように7つから選択できます。電流は最大2A(アンペア)
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