crew-rです。
別記事「超簡単!電気工作&配線入門書⑫タイマー自己保持回路の実用例」では24V(ボルト)のリレー&タイマーリレーを使用したタイマー自己保持回路の実用例を御紹介しました。
今回は電源電圧が24V(ボルト)ではない電気機器を作動させる接続方法を御紹介していきます。
リレーのA接点出力を利用する
別記事「超簡単!電気工作&配線入門書⑥ タイマーリレーを動作させる。」でリレーに電気が来るとA接点がONする事を御紹介しました。
リレーの⑤番接点と⑨番接点
⑥番接点と⑩番接点 ⑦番接点と⑪番接点 ⑧番接点と⑫番接点
がつながる決まり事です。
なのでこの性質を利用して電気機器を動作させる方法を御紹介します。
電気機器の条件
別記事「超簡単!電気工作&配線入門書⑫タイマー自己保持回路の実用例」で御紹介したLEDテープライトは24V(ボルト)の+プラス、-マイナスの電源コードが出ているのみ なので必然的に回路上に介在させねばならず、いわば24V(ボルト)専用の回路ということになります。
ですが電気機器の中には電源とは別にスイッチの役目をするコードが出ているものがあります。
例えばメロディーホーンやタワーライト(複数色の表示灯)等で動作パターンが何種類かある機器がそれに該当します。
生産現場では状況に応じて違う音色のメロディー(警告音)を鳴らしたり 赤や緑の表示灯(ランプ)を点灯させたり といった具合です。
このタイプの機器は電源は常時つながっていて作動は別のスイッチ用配線の接続により行われています。
機器の動作の基本
写真は100V(ボルト)の電源で動作するメロディーホーンです。
写真の接点部ではコンセントとは別にSIG(シグナル=信号線)と表示された5つの接点部があり、COM、1,2,3,4 の5つのコードが出ています。
電源コンセントを差し込んだ状態で このCOM(コモン=共通)線と相手側(1~4のうちいずれか)任意の線をつなげてやれば動作します。
この動画での スイッチ用配線をリレーで接続させてやればいいのです。機器の電源は別で確保しているので電圧は気にしなくてもいいのです。
リレーにつなぐ
リレーのA接点につなげますが⑨番接点にはすでに配線が複数接続されていますので他の空いたペアから選びます。
とりあえず⑥番接点と⑩番接点のペアを使用します。(同様の機器を増設したい時は他の⑦&⑪、⑧&⑫の接点ペアを使用します。)
リレーの⑥番接点にCOMの青色線を、⑩番接点に信号線4の黒色線を接続します。
これで このメロディーホーンもタイマー自己保持回路に連動して動作します。
実際の動作
それでは動作させてみましょう。
動作時間は5秒に設定しています。
電圧の異なる機器でも動作させられる例を御紹介しました。
まとめ
今回は電気機器を時限で作動させて家庭で活かせる もう一つの方法を御紹介しました。
次回もさらに便利な動作方法を御紹介していきます。
ランキングに参加しています。良かったらクリックして下さい。
コメント