crew-rです。
別記事で100均ダイソーの人感センサーケーブルでUSB接続のイルミネーションライトを作動させる例を御紹介しました。
改造せず つなぐだけで手軽にセンサー感応で自動発光&消灯できるので実に便利なのですが、今のところUSB接続式のイルミネーションアイテムはそれほど多くはなく限られています。
一方 乾電池で作動させるタイプの物はデザインも豊富で これをUSB接続できればなぁ…と思う物が多々あります。
そこで今回は電池式のイルミネーションアイテムをUSB接続できるように加工してみました。
電池部からコードを分離する
今回使用したのがダイソーのLEDフラワーガーランド¥330(税込)
単3乾電池2本使用してスイッチでON,OFFします。
電池を入れてない状態で極板部のカバーを取り外します。精密ドライバーなどで軽くこじってやると簡単に外れます。写真では別のアイテムを使用していますがダイソーのアイテムなのでどれも構造はほぼ同じです。
ケースにも刻印されていますがスイッチのある極板が+(プラス)、バネの付いている極板が-(マイナス)でそれぞれにコードがつながっています。どちらも透明のチューブで被覆されているのでコードを外す前にマーキングして判別できるようにしておきます。
コードを固定しているシリコン糊を除去します。その後各極板とコードの半田部に半田こてを当ててコードを分離します。
電池ケースから引き抜きます。判別用に-(マイナス側)にマジックでマーキングしています。
接続部をUSB化する
自作用のUSB Type-Aのコネクター一式セットを通販で入手します。結構安価で入手できます。
コネクター本体と上下のカバーでセット使用します。
自作用コネクターセットも色々販売されているようですが今回使用した物では穴2つの面を下にして4つの極板がありますが一番左側が-(マイナス)、一番右側が+(プラス)になります。
分離していたコードをそれぞれ+(プラス)、-(マイナス)に半田付けします。
コネクター本体の穴2つにカバーの凸部を合わせます。
コードをカバーの溝に収めます。
もう一方のカバーを穴と凸部を合わせてはめ込みます。
合わせ目の隙間が無いようにはめ込んで完成です。
電圧を調整する
イルミネーションアイテムでUSBタイプの物は基本的に5V(ボルト)で作動します。一方電池式の場合は4.5V(ボルト)や3V(ボルト)の物が多く 今回使用したアイテムは3V(ボルト)になります。単純に作動させるだけならこのまま使用してもある程度は融通が利くようですがセンサーでの作動となると結構シビアなようです。
センサーケーブルで出力される5V(ボルト)の電圧を3V(ボルト)に降圧させる必要があります。
探してみるとDC電圧を調整できる物を発見 早速入手してみました。
USB電源に差し込み 金色のアジャスターで電圧を昇降圧できます。
コンセントに差すと現在の電圧が表示されます。
最小まで回した様子
結構昇圧できます。写真では出力5V(ボルト)の電池BOXにつないで試しています。30V(ボルト)程まで上がります。
これを使ってセンサーからの出力電圧をイルミネーションアイテムの作動電圧に調整します。
当初 電池BOXにつないでの作動を試みました。
結果はNGでした。点灯したままになったり、電圧の調整が効かなかったり。電池式での作動を断念し、コンセントでの常時電源にてトライする事にしました。
USBコネクターのメスセットを使用してUSBモジュールへつなげていきます。
接続部の白い方を下にして極板を手前に向けます。
一番左が+(プラス側)、一番右が-(マイナス側)になります。
オスの場合と同様にカバーをセットします。
USBマークのカバーを白い方側にセットします。
コードの素線を端子部に差し込んで精密ドライバー-(マイナス)等でネジ部を締めていき 挟む仕様です。
底面に+-表記されています。
完成です。イルミネーションアイテムの素線を直接差し込んで挟んだ方が手間がかからず良さげに思いましたがそれだと線経が細く充分に電気が行かないのでこの仕様にしました。
動作の様子
ダイソーの飾り物にフラワーライトを巻き付けて飾ります。
コンセント→USB電源→人感センサーケーブルのオス側とつなぎ、
人感センサーケーブルのメス側→USBモジュール→フラワーライトのUSBオス側へとつないで出来上がりです。
センサー感知で発光した様子
動画です。
電池式のイルミネーションアイテムをUSBタイプに加工して人感センサーケーブルで作動させる例を御紹介しました。
今回使用した機材
USBメス端子自作セット
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