crew-rです。
今回は 車のカスタマイズでのめずらしいネタを御紹介します。
タクシーで使用されている左側後席のドアを運転席から操作して自動で開閉するアイテムを装着してみました。
タクシー仕様が設定されている車種なら基本的に装着可能
各メーカー 数多くの車種がラインナップされていますが、その中にいくつか個人用向けも含めてタクシーで活躍しているものも少なくありません。
そのタクシーでの必須アイテムとして客人を乗せるために左側後席を運転席から操作して開閉させる自動ドア(オートドア)があります。
ワイヤーに直結したレバーを操作する手動式や電気式、エアー式などの自動式があります。
この便利アイテムを自家用車に流用しようという発想です。
ウケ狙いもさることながら、実際に家族や友知人を迎える際にも便利です。
Y51フーガに装着するにあたって
Y51型フーガは日産の車です。
かつては日産車にはタクシー仕様が設定された車種がいくつも存在し、カタログ上にもラインナップされていて、件の自動ドアもキットとしてディーラーオプションにて比較的安価で購入できました。
今では タクシー部門から撤退していて ディーラーオプションで関連機材を入手するのは不可能です。
ただ、個人タクシーとして仕立てられる車種は数車種残っており、その中の1つがY51型フーガです。
着手施工したのは5年程前の事ですが振り返って御紹介していきます。
自動車用 自動ドアの占有率No1のトーシンテック製を選定
以前からタクシー用アイテムのディーラーオプションとして日産純正品扱いであった トーシンテック(株)社製の物を所望しました。
ただ、かつてはディーラーオプションとして任意に購入できたアイテムですが、今は自分で調達せねばなりません。トーシンテックに個人で注文しても業者(タクシー用に車輌改造するメーカー)を通してでないと販売できないと断られました。そこで販売ディーラーの担当者に頼み込んで説得してもらい、どうにか入手できました。この辺りはコネとか人脈に頼らざるを得ないと思います。
(近くのタクシー業者に頼んで紹介してもらうのも手かも。)
取り付けの概要
着手が5年以上前なので詳細な写真等は無いので概要を解説していきます。
基本的な構造は空気(エア)でシリンダーを伸縮させて それに連結したドアのチェックリンクを動作させて結果 ドアが開閉するというしくみです。
エア元はエアクリーナーからのエンジン用吸気です。それを手元のバルブでエアの向きを切り替えてシリンダーを伸縮させることでドア開閉につなげます。
エンジンルーム左側の吸気マニホールドから吸気を取り出して室内~左後席ドア内へとホースを引き回していきます。(白いメッシュのホース)
室内へ引き込みそこからインスト右側(ハンドルの下部)裏側のバルブ(操作レバーと一体化している)に差し込み、そこからインストパネル裏面~左側面下(キッキングプレート下)~センターピラー内~ドアのチェックリンク部を通ってドア内へ引き込んでいきます。
※カードケースの部分に操作レバーを付けていましたが見栄え向上のため位置変更しています。
チェックリンク部も付属の専用品に交換&稼動域拡大に合わせてパネル穴拡張も必要です。(説明書に詳細記載されています。)
ドアトリムを外して内にエアシリンダーを収めますが そのベース用BRKTをドア後下部からプレートで挟む形で固定します。
説明書の指示で当初 操作レバーはカードケースの部分に取り付けていましたが いかにも取って付けたような感じが気になって 位置を変更しました。
インストパネル左側にBOX状の空きスペースがあったのでこれを利用して金具で取り付けました。
ホースの距離も短縮でき、 効率も見た目も併せて向上できたので良かったです。始めからこうしておけばよかったです。
改良前の位置には穴隠しでカードケースを取り付けてごまかしています。
動作の様子
このアイテムの優れている点はドアロックや内側のチャイルドロックをONさせていても それを保持したまま操作レバーでドアを開閉できるところです。
操作レバーでは開閉できますが外側や後席内側からはロックのため開閉できません。
この辺りはさすが業界シェア90%のトーシンテック安心品質です。
では動画で見てみましょう。
Y51フーガはその車格から 室内の装飾や照明など おもてなし系のカスタマイズをされている方は多いと思います。後席自動ドア化はウケ狙いも含めて一助となること請け合いです。
ただ、施工する環境を準備するのは一苦労です。私の場合は整備士上がりの技能秀逸な友人が協力してくれたので実現できました。
高レベルな整備士のスキルを持つ友知人 またはタクシー仕立て業者の力添えを確保するのが必須と言えます。(御自身が該当するならば問題ないでしょう。)
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