crew-rです。
別記事でイレクターパイプとメタルジョイントで折り畳み棚を作製する様子を御紹介しましたが今回これを応用して折り畳み式のテーブルを作製してみました。
余った棚板を活用する
戸棚用の余った棚板

何か使途があればと思案中でしたが ふと思いついたのが これを活用して小型のテーブルを造ろうどうせなら折り畳み式の物を・・・ということでまずは採寸から
横の長さ 56.5cm

縦の長さ 27.5cm

板厚は1.5cm程

採寸の数値を基に構成に必要なイレクターパイプを切り出していきます。
切り出すイレクターパイプの寸法と本数
棚板に接する横支柱用 46.5cm×2本
(ここで参考までに テーブル横寸56.5cmに対して パイプをジョイントの突き当てまで挿入する前提で ジョイント2個分の出代を加味するとパイプ長は10cm短い寸法になります。パイプを切り出す際はジョイントを取り付ける場合 その出代分を計算に入れておく必要があります。)

縦支柱&可動部用の追加支柱で使用する 17.5cm×6本

テーブルの脚用16.5cm×4本

脚裾用27.5cm×2本

縦追加支柱取り付け用 7cm×4本

折り畳み用金具に装着するパイプ 14cm×4本

ロック金具用 7.5cm×2本

使用するジョイントの種類と個数
テーブルの四隅を形成するジョイントG-3S(GS-ACE製)

同じく四隅形成用G-2S(GS-ACE製)

このように組み合わせて使用します。

これを各4個ずつ使用します。
NS-1(スペーシア製 ※GS-ACE製 G-1Sでも可)これを12セット使用します。

G-12S(GS-ACE製)可動部用で白い樹脂カラーが付属します。 これを8セット使用します。

G-6S(GS-ACE製)これを2セット使用します。

可倒部用&ロック用の金具
JB-111A(GS-ACE製)これを2個使用します。


EF-2005A S(矢崎化工製 ※スペーシア製 JB-110Aでも可 ) これを2個使用します。

天板固定機材
プラスチックジョイント JB-706B(スペーシア製)天板固定時に使用 (※天板を脱着するなら不要)

エンドキャップ類
イレクターパイプ端部にはめ込んで見栄えを整えます。写真の物はメーカー不明で20個入りだったので購入しましたがパイプに入れ込むのが困難でネジ状部分を3か所ニッパーで切り欠いて ようやくはめ込む事ができました。なのでこれはあまりお薦めできません。(今回6個使用)

脚裾用のゴム製エンドキャップ こちらはパイプに被せる形状の物です。脚の据わりを良くする狙いです。(4個使用)

枠部分の組み立て
四隅用のジョイントを付属のボルト、ナットで仮組みして置きます。

横用46.5cmと縦用17.5cmのパイプをジョイントに差し込んでいきます。

横用パイプの真ん中にマーキングしておきます。

パイプはジョイントの突き当てまで差し込みます。

突き当てまで差し込むとこんな感じです。

次に四隅に追加パイプ取り付け用の7cmパイプを差し込みます。

床に当たるまで差し込みます。


突き当てまでの差し込みを維持しながら六角レンチでボルトを締め付けます。

パイプ端部にエンドキャップを取り付けます。


続いて17.5cmパイプ残り4本で縦の追加支柱と中央部の支柱を取り付けます。先に可動用ジョイントの樹脂カラーをパイプに取り付けておきます。外側の縦追加支柱にはカラーを2個ずつ 中央の2本には1個ずつ取り付けておきます。

NS-1ジョイントで取り付けます。


外側の追加支柱を取り付けたら次は中央部

ジョイント同志は密着させずに 中央線からわずかに離して取り付けます。後から取り付ける可動用ジョイント同志の干渉防止のためです。


これで天板部分の骨格が出来上がりました。次は脚を取り付けます。
脚部分の組み立て
先に取り付けた樹脂カラーの凸部に片方のジョイントの切り欠きを合わせてセットし 取り付けていきます。


パイプを軽く締め付けて固定しておきます。(後からの微調整のため)


続いて脚裾部の取り付けです。

脚裾部用の27.5cmパイプに樹脂カラーを1個取り付けておきます。

NS-1ジョイントを2個仮付けします。(パイプをスライドできる程度)

真ん中の支柱に重なるように取り付けていきます。

パイプをジョイントに差し込み 裾パイプが下の支柱に重なる位置に来るようジョイントへの入り代を調整して合わせます。

位置が決まったら先ほど仮締めしていたジョイントも含め 本締めで固定します。

調整後のパイプの入り代はこんな感じです。

もう一方も同様に取り付けます。折り畳んだ状態がこの感じになります。

裾部パイプの端部にゴム製エンドキャップを取り付けます。


折り畳み部分の組み立て
まず脚を開いた状態にしておきます。

中央部の支柱に取り付けておいた樹脂カラーに合わせてジョイントを仮組みしておきます。

ボルト頭が上を向くように仮締めしておきます。(この後の調整をしやすくするため)

脚裾部にも同様に写真のようにボルト頭が上になるように仮付けしておきます。

可倒用金具に14cmパイプを取り付けます。(突き当てまで差し込む)

タッピングネジで固定します。


折り畳んだ状態で中央支柱の可動用ジョイントにパイプを差し込みます。

開いた状態にして脚裾部のジョイントにも差し込みます。軽く締めこんで畳んだり伸ばしたりしながらジョイントへの入り代を調整して丁度良い位置を探ります。

開いた時に脚が真っすぐに立ち 畳んだ時はこのような状態になる所でジョイントを本締めして固定します。

畳んだ時にこの状態なのはNGです。ここはなかなか調整に手間取る所でもあります。

ここでは可倒部のパイプ長14cmとしていますがここに至るまで結構試行錯誤を重ねて辿り着きました。

仕上げ
7.5cmパイプをロック金具に固定します。

G-6Sジョイントを横支柱に仮組みしておきます。

脚部パイプをロックさせられる位置でジョイントを本締めして固定します。(金具の向きに注意)

折り畳み時にはロックして収納する事ができます。

仕上げです。天板を支柱に固定していきます。
プラスチックジョイント PJ-706B(スペーシア製)4個で固定します。

まず パイプにはめ込み


クルっと回して

平坦部を天板裏面に付けます。

小ネジで締め付けます。


完成です。

実際の動き
折り畳み時
隙間スペースに収納できます。

展開して台にした様子

動画で見てみましょう。
使用した機材について
イレクターパイプの詳細はこちら
G-12Sジョイントの詳細はこちら



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