crew-rです。
別記事「解説 TEIN車高調整式サスペンション用 EDFC ACTIVE PRO取り付け①」ではEDFC ACTIVE PRO関連機材のフロント(前輪)側の取り付け&配線配策について解説しました。
ここではリア(後輪)側の取り付け&配線配策について日産フーガ(Y51型)を例に解説していきます。尚、リア側車高調整式サスペンションAssy取り付けに関してはここでは割愛しており、別記事で御紹介しています。
事前にサスペンションにモーターを取り付け、サブAssyする手順例(リア側)を以下で御紹介しています。
リア側Assyの車輛への取り付けはこちら
後部座席の取り外し
例外もありますが 多くの車はリア(後輪)側の足回りをメンテする際には後部座席を一旦取り外さなければなりません。足回り上部が隠れてしまうためです。
リアシート(後部座席)の脱着手順は以下の記事で解説しています。
EDFC関連機材の取り付けと配線
まず作業着手前には電源OFF(バッテリーの端子も外しておくのが望ましい)が必須です。
配線を判りやすく分類しています。
コンソール上部にドライバーユニットを設置してそこから結線して電源線とモーター用コードに分かれています。下に伸びている細い線が電源線で 隣の束ねて貼り付けている太い線がモーター用のコードです。
ドライバーユニットから3つのカプラーが出ており、それぞれ左右のモーター用コードと電源線に結線しています。
右側モーターへの結線部(左側も同様です。)
こちらは電源線(ドライバーユニットから結線を外しています)。
電源線は長いのでカプラーとヒューズ部分を残して適当な長さにカットしてその後 被覆を剥いたり端子を圧着しています。そして既存の線に割り込ませて電源を確保します。
既存の線のカプラーを外しておきます。
アース線は黒い線の先端に端子を圧着して既存のアース部へ共絞めします。
赤色の電源線は既存の線に割り込ませます。
配線加工が済んだら既存のカプラーを結線し、ドライバーユニットから電源線、左右のモーターへの結線をすれば完了です。
配策
この後 シートを元に戻すのに備えて配線類をきれいに配策しておきます。
コンソールを留めているプッシュオンクリップを外します。細いマイナスドライバーの先などでボタン部を浮かせます。
浮いたら引っ張り出してクリップを外します。クセがついて先端部が開いているので再取り付け時は すぼめて閉じてやるとパネル穴に入れ易くなります。
結束バンドを切り 束ねたコードを伸ばします。
電源線と右側モーター用の線をコンソールの隙間に収めます。
再度クリップを取り付けます。穴を合わせてクリップを入れて押し込んでやればロックされます。
モーター用の線も既存の太いコードに沿わせて結束バンドで固定していきます。
余った線を束ねてサイドフィニッシャーの隙間に収めます。
モーターからの線も奥から廻しています。
左側も同様にします。
リア(後輪)側 EDFC取り付け関連作業はこれで完了です。後席シートの取り付けは動作確認後に実施します。
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