予約タイマーで作動する天井裏音響装置をリモコンで割り込み動作させる

追加後の装置内配線の様子の写真 電気関連

crew-rです。

別記事「予約タイマーで作動する天井裏音響装置 作製手順」にて自動で設定時刻間にブザーを鳴動させる装置作製方法を解説しましたが、今回はこの装置にリモコンの信号回路を割り込ませてトリッキーな鳴動をさせる方法を御紹介していきます。「リモコンで操作する天井裏音響装置 作製手順」で使用したリモコンセットを使います。

予約タイマーで作動する天井裏音響装置 設定方法
この記事 crew-r よろづ の「予約タイマーで作動する天井裏音響装置 設定方法」ではデジタルタイマースイッチH5S-WFA2Dの基本的な設定、操作方法を御紹介しています。
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電子音ブザーの特性を利用する

この装置で使用しているSchneider Electric製電子音ブザー XVSA7BBNに関しては別記事「Schneider Electric製電子音ブザー XVSA7BBNについて」で解説しています。

Schneider Electric製電子音ブザー XVSA7BBNについて
この記事 よろづ の「Schneider Electric製電子音ブザー XVSA7BBNについて」ではコンパクトで高性能な電子音ブザーについて、その特徴や使用方法を詳しく解説しています。

1ch~4chまで音色がありますが、同時に鳴動指示信号が入った場合 (例えば1chと2chに鳴動指示が入る)2つの音色が同時に鳴動することはできません。この際は優先度が決められており、ch数の少ない方が鳴動します。1chと2chならば1chの方が優先されます。

優先度は1ch>2ch>3ch>4chとなっていて1chの音色が最優先されます。

今回はこの特性を利用した動作をさせるべくリモコン信号回路を追加します。

リモコン用回路の追加手順

別記事「リモコンで操作する天井裏音響装置 作製手順」で使用したリモコンセット CEP汎用リモコンスイッチ(2ch)AC100V を使います。

リモコンで操作する天井裏音響装置 作製手順
よろづ の 「リモコンで操作する天井裏音響装置 作成手順」ではコンパクトで豊富な音色を持つ電子音ブザーをリモコンで操作する装置の作製手順や必要機材を初心者の方にも判りやすく御紹介しています。

ディップスイッチの写真

写真のようにディップスイッチの1と2をON(下向き)します。

 

リモコン1ch用のボタンを押すと動作し、再度押すと動作OFFします。

リモコン2ch用のボタンも同様です。

リモコンスイッチの解説写真

 

配線コードは写真のようにオレンジ線&黄色線でリモコン1ch用、紫線&緑線でリモコン2ch用のペアとなります。

リモコン信号用の配線コードの写真

これを装置の端子台につなぎます。

 

最初に装置の電源をOFFしておきます。

リモコン用の配線コードを装置内に引き込みます。

コード引き込みの様子の写真

 

現状の配線の様子です。

現状の配線の様子の写真

 

今回はリモコンの1ch,2chをブザーの1ch,2chにそれぞれ追加してみます。

割り振りの様子の写真

 

まずリモコンのCOM線(黄色線と緑線)をつなぎます。

COM線接続の解説写真

 

続いてリモコンの1ch,2ch線(オレンジ線、紫色線)をブザーの1ch,2ch用の接点につなぎます。

リモコン線接続の解説写真

 

これで配線の追加は完了です。

追加後の装置内配線の様子の写真

 

受信機にコードのコネクターをセットしてACジャックを差し込んでコンセントに差します。

装置の電源も入れます。

受信機の写真

実際の動作の様子

ブザーの音色一覧表です。

音色グループ一覧の図

例としてグループN(1ch=救急車音 2ch=笑点テーマ 3ch=摩訶不思議アドベンチャー 4ch=翔べ!ガンダム)で様子をみてみましょう。

 

 

タイマースイッチで鳴動しているブザーに割り込み動作をさせます。

現在鳴動している音色に対して優先度の高いチャンネルの音色であれば割り込ませる事ができます。

複数の音色に動作指示が出ている場合は優先度の高い音色が動作OFFすると次に優先度の高い音色が鳴動します。

まとめ

既存の装置にリモコンの指示回路を追加する手順を解説しました。

電子音ブザーの特性を利用し、リモコンを使用しての操作で離れた所からでもトリッキーな鳴動をさせる事ができます。

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