crew-rです。
別記事「超簡単!電気工作&配線入門書⑮ タイマー自己保持回路の実用例その4」及び「超簡単!電気工作&配線入門書⑯ タイマー自己保持回路の実用例その5」ではリレー回路で作製した装置をリモコンスイッチで動作させるノウハウを御紹介しました。
今回はセンサースイッチの感知で動作させるノウハウを御紹介していきます。
人感センサースイッチ
通販で人感センサースイッチを入手してみました。
INPUT側に24V(ボルト)の電気が電源として入り、センサーが人を感知するとOUTPUT側から24(ボルト)の電気が出力されます。
この出力された電気でリレーを動作させて電気機器を連動させます。
センサースイッチと装置をつなぐ
まず、センサースイッチに配線していきます。
4芯コードを使用します。
コードの両端の被服を取ります。
さらに被覆を剥き素線を出します。(1cm弱ほど)
4芯コードの緑色線をINPUTのプラス側、白色線をINPUTのマイナス側へ
さらに赤色線をOUTPUTのプラス側、黒色線をOUTPUTのマイナス側につなぎます。
細いマイナスドライバーでネジ部を緩めて接点を開きます。
コード接続した様子
4芯コードのもう一方はY字端子を圧着します。
緑色線はパワーサプライのOUTPUTのプラス側、白色線はOUTPUTのマイナス側へつなぎます。(これがセンサースイッチの電源になります)
赤色線をリレーの⑭番接点に 黒色線をリレーの⑬番接点につなぎます。
接点番号はこちらを御参照下さい。
センサースイッチの基本動作
人感センサーは人を感知すると作動します。すると24V(ボルト)の電気が出力されてリレーへ流れて行きリレーが作動します。
まずは基本的な動きを見てみましょう。
リレーがONすると緑色のパイロットランプが点灯し、OFFすると消灯します。
動画では新聞紙でセンサーを遮り感知を止めています。このセンサーは感知が止まってから20秒前後で動作がOFFするようです。
これに警報と警告灯を追加して連動させてみます。
装置の作製
タイマーリレーも使用します。(ランプに点滅動作をさせるため)
写真の例では⑤番接点、②番接点、③番接点、⑧番接点にそれぞれ黄緑、白、黄、茶 色の線をつないでいます。(これがランプのマイナス電源になります)
接点番号はこちらを御参照下さい。
このタイマーリレーをリレーの横にセットします。
リレーとタイマーリレーの⑬番接点と⑭番接点を渡しでつなぎます。
タイマーリレーの⑬番接点と⑭番接点から端子台へ写真のようにつなぎます。
端子台の左5列を渡しでつなぎます。(プラス電源用)
端子台の右5列を渡しでつなぎます。(マイナス電源用)
端子台の右端からタイマーリレー⑨番接点へつなぎます。
接点番号はこちらを御参照下さい。
タイマーリレーの⑨番接点~⑩番接点~⑪番接点~⑫番接点を渡しでつなぎます。
これで装置の基幹部分はできました。
電気機器を接続する
まずは警報となるメロディーホンを接続します。
裏面
4芯コードで接続します。
4芯の赤線を24V(プラス)、黒線を0(マイナス)につなぎ
白線、緑線をC(コモン=共通)、1(音色1)につなぎます。
4芯のもう一方の赤線と黒線を端子台につなぎます。
緑線、白線はリレーの⑨番接点、⑤番接点につなぎます。
接点番号はこちらを御参照下さい。
次はランプの接続です。
端子台の左端にメス端子をつけたコードを追加します。
赤の表示灯に2芯コードをつなげて使用してみます。(白線はプラス、黒線はマイナス)
2芯コードの白線を先ほどの赤コードに、
2芯コードの黒線をタイマーリレーの⑤番接点から出た黄緑線につなぎます。
タイマーの設定
ランプの点滅を早いテンポにしてみます。
側面のディップスイッチを合わせてTIMERANGEを1s(秒)に
MODEを一番下の動作(点滅)にします。
目盛りを0.2に合わせます。(点滅間隔0.2秒)
設定が済んだらタイマーリレーをベースターミナルにセットします。
実際の動作
ではコンセントを差して 実際に動作させてみましょう。(※装置の電源を入れると最初はセンサーがONし装置が動作しますが20秒ほどでOFFします。)
この人感センサーの感度を検証してみました。
4メートルほど離れた所にセンサーを設置して確認します。
なかなか感度は良好です。
説明書には感知範囲は8メートルとの表記があります。
実際にガレージや庭先に侵入者が現れた時のアラームや警報として使用できます。
まとめ
今回使用したセンサースイッチは24V(ボルト)の電気機器のプラス、マイナス極に直接つなげる事もできますが、リレー回路と連動させる事で色々な機器を接続して動作させられます。
次回は装飾用に使用するノウハウを御紹介します。
今回使用した人感センサースイッチはこちらです。
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