crew-rです。
別記事「超簡単!電気工作&配線入門書⑭ タイマー自己保持回路の実用例その3」ではタイマー自己保持回路にもう1つタイマーリレーを追加して点滅動作する電気機器を追加しました。
今回はこれを 押しボタンスイッチに加えてリモコンスイッチでワイヤレスにて動作させる方法を御紹介していきます。
リモコンスイッチ一式を用意する
今回 リモコン用機材として CEP 汎用リモコンスイッチ(2ch)を取り寄せてみました。
リモコンのカバーを外してみました。
CR2016電池を2枚使用しています。
リモコンスイッチ 上ボタンと下ボタンで別々の動作信号を発信します。
6本(6色)の受信機コードの組む合わせで動作を定義付けしています。(詳細は添付の説明書に記載されています。)
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リセット(動作停止)用の回路を追加する
タイマー自己保持回路には動作を途中で止めるスイッチを設置していませんでしたので 今回 このリモコンスイッチの機能を利用して停止させる機能も持たせようと思います。
まず着手前に装置の電源をOFFします。
タイマーリレーNo1の①番接点~リレーの⑬番接点へつながっている白色線を真ん中あたりでカットします。
カットしたコードの先端部の被覆を剥き メス、オスの端子を装着します。(オス、メスにするのはすぐにつないで元の配線に戻せるようにするためです。)
リモコンスイッチの受信器用コードの青線、緑線にオス、メス端子を
黄色線、オレンジ線にY字端子を圧着します。
受信機コードの青色線、緑色線に先ほどカットした白色線を接続します。(これが動作を停止させる役目をします。)
リモコン動作ON用の回路を接続する
次に押しボタンスイッチからのコードをリレーの⑨番接点、タイマーリレーの⑨番接点から外します。
代わりに受信機コードの黄色線とオレンジ線をリレーの⑨番接点とタイマーリレーの⑨番接点につなぎます。
受信機のコンセントを差し込みます。
受信機にコードのコネクターを取り付けます。
受信機に電源アダプターを取り付けます。
電源コンセントを差し込みます。
これでリモコンスイッチで動作させるための準備は完了しました。
リモコンスイッチで動作ON,OFFさせる
装置の電源を入れて実際にリモコンスイッチを操作してみます。
このリモコンスイッチはかなり感度良好で壁や戸で隔たれた場所からも操作できます。
他にも操作用途があるようで追って御紹介していきます。
既存の押しボタンスイッチと併用する
押しボタンスイッチと付け換える形でリモコンスイッチ用回路を構築しましたが、押しボタンスイッチの機能も残してリモコンスイッチと併用させる事も可能です。
要領としてはリモコンスイッチと押しボタンスイッチの出力信号を渡し配線でつなげてやれば併用できます。
ここでも端子台を使用します。
写真のようにコードと端子台を用意します。
あらかじめ端子台にコードを接続しておきます。(間をあけているのは解説用に判りやすくするためです。)
以前も御紹介しましたが1つの接点には2個の端子を接続できます。(無理やりならば3個以上も可能ですが基本的にはNGです。)
その際は写真のように背中合わせ(フラットな部分)が基本です。
端子台を追加するのでスペースを空けるため既存の端子台を横へずらして再度固定します。(ビスは左側のみ)
横に端子台を追加します。
押しボタンスイッチからのコードとリモコン受信機からのコード(オレンジ線)を端子台の渡し配線部につなげます。
押しボタンスイッチからの残りのコードと受信機からの黄色線をもう一方の渡し配線部につなげます。
あとは残りのコード2本をリレーの⑨番接点、タイマーリレーNo1の⑨番接点へつなげます。
これで押しボタンスイッチとリモコンスイッチのどちらからでも装置を作動させる事ができます。
動作を停止させる時はリモコンスイッチを押します。
受信機はコンパクトで軽量なので取り付け場所の選択肢は広いと思います。
裏面もフラットなので両面テープ等での装着もしやすいでしょう。
プラボックスの天板や
側面に貼り付けるのも良いでしょう。
まとめ
タイマー自己保持回路の実用に際してリモコンスイッチを使用する事でさらに便利な装置を構築する事ができます。
次回も便利な実用例を御紹介していきます。
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