crew-rです。
車のタイヤ脱着時などに車載のジャッキと付属の工具でリフトアップしようとすると結構な労力です。
油圧ジャッキであれば簡単に上げ下げできるのですが 結構な値段です。私も20年程前に購入した油圧ジャッキを持っていますが車重1300kgまでの許容だったので 1700kgを超える今の愛車を持ち上げるには無理があり、サイズアップを図るつもりでしたが該当する油圧ジャッキは20000円以上するものばかり。何かいい方法をと模索している時に見たのが電動工具で車載ジャッキを回すというものでした。
早速トライしてみる事に!
有り合わせの機材でハンドル部を作製
使用していないソケットと持ち合わせていたリンク部品を溶接してジャッキ回し用のソケットを作製
差し込み口は12.7mm
市販のアダプタービット
電動工具で回して楽にジャッキアップを図るねらいです。
汎用電動インパクトでの作動
まずは車体のジャッキポイントに掛かるまで手で回します。
ボルトとナットでソケットをジャッキ回転部にセットします。
ソケットを電動インパクトにセットして いざ作動
結果は見事惨敗でした。一般的な締め付けトルク帯の電動インパクトでは音と振動ばかりで さっぱり上がりません。トライした方々の文献を見ると 強トルク帯のインパクトを使うべしとの旨でした。
強トルク帯のマキタ互換インパクトを試す
300N.mや500N.mなどの強トルク型の電動インパクトは有名なマキタ製の物だと20000円以上するものばかり。これでは最初から油圧ジャッキを買うのと変わらず却下。
通販サイトで調べてみると互換インパクトなる物が出ています。文字通りマキタのバッテリーが使用できて 何より圧倒的に安価です。新品で3000円程(本体のみでバッテリーは別売り)の最大トルク300N.mの物を ダメもとで 試しに購入しました。
それがこちら ぱっと見はマキタっぽく見えます。
マキタの14V(ボルト)と18V(ボルト)のバッテリーどちらも使用可です。
まずは14V(ボルト)のバッテリーを装着してトライしてみました。
やはり時間が掛かり過ぎてNG! 14V(ボルト)バッテリー装着時は本来のトルクを発揮できないとの事でした。
そこで18V(ボルト)バッテリーを用意して再度トライ。
トルクは充分出ているようでジャッキアップ時間が23秒ほどに短縮。 まずまず使えそうだと思いましたが打撃系ツールのため 音と振動はかなり発生します。振動のせいか この後再度ジャッキアップするとソケット部の溶接が割れてしまいました。
車載ジャッキ電動化プラグを試す
通販サイトで検索してみると 結構この手のパーツが出回っていて 車載ジャッキの手軽な電動化を図る人も多いのだなと実感しました。とりあえず手頃な価格の物をチョイスして試してみる事に
それがこちら
マルフジ車載ジャッキ電動化プラグ
19mmソケットに対応(他に21mmソケット対応もあります。)
純正の車載ジャッキ用ハンドル(日産フーガY51用)と比較した様子
太さは ほぼ同じに見受けられます。
これを装着して 互換インパクトでジャッキアップしてみます。
溶接もしっかりしているようで問題なさそうです。
打撃系インパクトの使用も前提としている事から 造り込みはしっかりしていて信頼性は高そうです。人気で すぐ品薄になるのも納得です。
互換ドリルドライバーで試す
打撃系インパクトレンチでは どうしても音と振動が発生するので 静音性を求めてドリルドライバーで試してみようと思い 入手したのがこちら
こちらもマキタ互換製品なので同じくマキタの18V(ボルト)バッテリーが使用できます。価格も4000円程で本家のマキタ製品に比べて圧倒的なお手頃価格です。
最大トルク25~90N.m
チャック部にソケットビットを差し込んで回転させます。
試した様子
トルクも静音性も良さげだったのですが 途中でビットが空転してしまいNG!
ビットチャックの把持力が不足しているようです。この後 何度か試していると本体から煙が出て熱くなってきました。発火しそうだったので急いでバッテリーを外して熱冷ましを図りました。
ドリルドライバーに関しては互換製品はNGと判断します。
理想はやはり音や振動を気にしなくて済む電動ドリルドライバーでの作動です。
機材を選定し直して再度トライします。
今回使用した電動工具(高トルク マキタ互換インパクト)
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