crew-rです。
別記事「超簡単!電気工作&配線入門書⑲ センサーで動作させる その2」にて使用した Schneider Electric(シュナイダーエレクトリック)社製 電子音ブザー XVSA7BBN について少し詳しく御紹介していきます。
製造現場でも使われている信頼性の高い機材
様々な用途がありますが、特筆したいのは 高い性能と耐久信頼性です。実際に製造現場で注意喚起用や警報としてよく使用されています。ひとつの例として 自動運搬機器に搭載されて通常走行中や、人や物が近づいた際、異常が発生した際など、ケースに合わせて違った音色を発して周囲に認知させる役目を果たしています。
いろいろな設備が稼動する騒音下で確実に周囲に届く音量と毎日長時間に渡る連続使用で何年間も(現在も)故障せず動作し続けている耐久性は見事だと思います。
コンパクトで設置場所の選択肢が広い
サイズは非常にコンパクトです。
外寸で縦、横とも8cm 厚みは2.5cm程です。
製品の概要
作動電圧は DC12~24V(ボルト)です。
最初はこのような状態です(配線コードのみ出ている)
6色のコードが出ていますがそれぞれの役割は
赤=プラス
黒=マイナス&COM(コモン)
緑=1ch(音色1)
黄=2ch(音色2)
茶=3ch(音色3)
青=4ch(音色4)
以上となっています。
表面の様子です。
対角に緑のマークと音符、音量レベルの刻印があり、音色グループの選択と音量の調整ができます。
表面はゴム製でめくれば内部が現れます。
音色グループがA~Pまであり、ロータリースイッチを細いプラスドライバーで回して任意の所を選びます。
説明書をダウンロードしたものから音色一覧表を作成してみました。実際には表記と違う音色が入っていたり(手持ちの物では5箇所)、Pグループの表記がないなど若干アンマッチもみられましたが、基本的には一覧表の音色のどれかが入っています。
こちらは音量調整部です。
やはり、先の細いプラスドライバーで調整します。
室内で鳴らす時は最小(左へいっぱい回す)から右へほんの少し回すだけでも音色は確認できます。
真ん中くらいまで回すとかなりの音量です。
動作確認用につないでみる
24V(ボルト)のパワーサプライにつないで動作を確認してみます。(隣のリレー類との接続は外しています。)
24V(ボルト)電源取り用のコードを作ってつなぎます。
ブザーの配線コードにオス端子を付けます。
ニッパーで被覆を剥く様子です。
被覆剥きの専用工具を使用した様子です。
電工ペンチでオス端子を圧着します。
ブザーの電源用線(赤はプラス、黒はマイナス)をパワーサプライのプラス、マイナスにつなぎます。
音色ch線とCOM(コモン)線を短絡(つなぐ)させるためのコードを用意します。
このコードのY字端子部をパワーサプライのマイナス側に追加してつなぎます。
これでコードのメス端子とブザーの緑、黄、茶、青のいずれかをつなげば該当する音色が鳴ります。
このブザーはNPN接続といってマイナス線がCOM(コモン)線を兼ねているので このようなつなぎ方をします。
操作の仕方と実際の動作の様子
装置の電源を入れて動作させてみます。
まとめ
以上、シュナイダーエレクトリック製 電子音ブザーについて御紹介しました。
コンパクトで音色も豊富であり、家庭内での電気工作にも使いやすい製品だと思います。
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