車メンテナンスDIY入門書 自分でできる事から始めよう。

写真シンボル

crew-rです。

新たに運転免許を取得して これから車を運転しようという方や もうすでに車社会のベテランの方もいると思いますが、皆さん 愛車のメンテナンスはどのようにされているでしょうか?

一般的にはディーラー(自動車メーカー系の販売店)やカー用品店などで点検や整備を受けられていると思います。

では、点検や車検とは別に消耗部品の交換やアフターパーツの取り付けなどはどうでしょう?

例えばヘッドランプの球切れやワイパーのゴムの劣化の対応 またはドライブレコーダーや後付けのナビゲーションの取り付けなど

これも多くの方がお店のお世話になっていると思います。

が、取り付けには当然、手数料が発生し これがまた結構な額になりますよね。

これらの事を自分でできたら・・・と思ったことはありませんか?

機材や道具があれば結構いろんな事を自分でできるものです。

あなたも車メンテナンスDIYを始めて豊かなカーライフを送りませんか?

これから段階を進めながら車メンテナンスDIYのノウハウを御紹介していきます。

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車メンテナンスDIYの第一歩

今回はまず、車のタイヤの脱着から始めてみましょう。

例えば街中を車で走行中にタイヤがパンクした場合、そのまま走行していてはハンドルを取られて危険です。速やかに対応しなければなりません。 最近は応急処置用のエア漏れ防止剤をタイヤに注入させてしのぐケースも増えているようですが 車載のスペアタイヤに交換して走行し パンクしたタイヤは軽症であれば修理して再使用するのが経済的にも望ましいですね。

さあ いざタイヤ交換!となった時にスムーズに実行できるよう一度は訓練しておいた方が慌てずにすみます。

車載工具を取り出す

パンク時にスペアタイヤに交換するための工具は車に搭載されています。

一般的にはトランクルームの隅に収められています。

トランクルーム内のボードを引き上げてみます。

写真 トランクルーム内のボード

 

右側側面に車載ジャッキが収まっています。

車載ジャッキの写真

 

スペアタイヤ横に工具入りのツールバッグが収まっています。

写真 スペアタイヤ横のツールバッグ

カバーを開けると蝶ネジでジャッキが固定されています。

車載ジャッキの写真

蝶ネジを緩めて固定されたジャッキをフリーにして取り出します。

写真 ジャッキ取り出し

ツールバグの中身です。

写真 ツールバッグの中身

必要最低限の道具が収納されています。

車載工具の使い方

参考までに 本来 ジャッキアップする際は持ち上げるタイヤの対角に位置するタイヤに輪留めをするべきです。

ここでは右後タイヤを持ち上げるので対角の左前タイヤに輪留めをセットします。

写真 輪留めセット

昔はこのような折り畳み式の輪留めが車載工具に含まれていましたが現在はコストダウンが進み ほとんど見かけることがなくなりました。

写真 車載輪留め

なのでジャッキアップする際はコンクリート等のフラットで硬く尚且つ坂になっていない地面を選ぶ事が必須です。(土の地面は車重でジャッキが地面にめり込み車が上がらない または沈んでくるので危険)

タイヤを交換する程度なら上記を満たせば輪留めは無くてもやむを得ないですが、この先足回りの交換等にも着手したいのであれば入手をお薦めします。

 

それでは この車載工具を使ってみましょう。

まずタイヤが接地した状態でナットを少し緩めます。(荷重がかかっているので緩めやすい)

ナットが回り出したらOKです。

写真 車載レンチでのナット回し

次に車体をジャッキアップします。

この例では右後タイヤをジャッキアップするのでを右後タイヤの少し前側のボディ下へ置きます。

写真 ジャッキを車体下に置く

ボディ下のパネル部分に半円の切り欠きがあります。ここにジャッキの受け部をあてがいます。(ちなみに前用のジャッキポイントは前タイヤの少し後ろ側の床面パネル部にあります。)

画像 ジャッキポイント

ジャッキの耳部を手で回して受け部がジャッキポイントに着座するまで締めます。

 

着座したらジャッキの耳部に車載工具のフック部を掛けます。

写真 車載ジャッキにフックを掛ける

もう一つの車載工具のレンチの穴に先ほどのフックの先端を通します。

写真 もう一つの車載工具を差し込む

即席のハンドルができます。

これを時計周りに回すとジャッキが上がり車体が持ち上がります。

写真 即席ハンドル

車体を上げる時は時計周りに、下げる時は反対(反時計周り)に回します。

、が 車載工具は収納性を優先させているため実に操作性が悪いです。冬場にスノータイヤに換えようとする事を想像するだけでウンザリします。

これを解決する便利アイテムがあります。

便利な油圧シザーズジャッキ

写真 油圧ジャッキ

写真手前側が車載ジャッキ、奥側が油圧シザーズジャッキと呼ばれるものです。

操作は簡単で付属のレバーを差し込んで上下に操作するだけで車体が持ち上がります。特に差が決定的なのが降ろす時です。油圧調整用のバルブをゆっくり開けるだけで車体が降りてきます。

写真 荷重表示

このジャッキはもう20年ほど使っています。許容荷重は800㎏でこれを購入した当時は車重1300㎏程の車に使用していましたが現在の車は1700㎏以上で少し役不足気味ではあります でも まだ上がります。近々上の荷重ランクのジャッキに買い替え予定です。

ジャッキを選定する際の目安は車重の半分以上の耐荷重があることです。

 

車高を落とし気味の車でも余裕で入ります。※極端な車高短(シャコタン)やリフトアップはジャッキが入らないまたは目一杯上げても届かない場合もあります。

写真 ジャッキと車体のクリアランス

 

ジャッキポイントに当たるまでは手で操作できます。

写真 ジャッキ操作

 

油圧調整バルブにレバーの先端を入れて時計回りに回してバルブを閉めます。(油圧を逃がさずジャッキを上昇させるため)

写真 油圧調整バルブ

写真 バルブを閉める

 

あとはジャッキのアームにレバーを差し換えて上下に操作するだけです。

 

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車体が持ち上がったら

ジャッキアップはタイヤが地面から離れて脱着可能になればOKです。

写真 タイヤが持ち上がった様子

レンチでナットを緩めて外します。

写真 車載レンチでのナット回し

オプションの盗難防止ナットを使用している場合は専用のアダプターをセットします。

写真 防盗ナット

その後レンチで緩めます。

写真 防盗ナット&車載レンチ

 

これも便利アイテムで車好きの人には定番のクロスレンチです。4種類のサイズのナットに対応しており、タイヤの締め付け以外にも対応するサイズのボルト、ナットの締め付けや緩めにも使用できます。

写真 クロスレンチ

 

レンチをナットに差し込んでクロスしている方の頭を叩いて緩み方向(反時計周り)に回してやればスピーディにナットを外す事ができます。

写真 クロスレンチ操作

防盗ナットにはアダプターを装着して

写真 防盗ナットをセット

ナットを全て外しました。

写真 ナット外し完了

あとはタイヤを引き出して取り外します。

写真 タイヤを取り外した様子

タイヤを取り付ける

タイヤを取り付ける際はホイールの穴と取り付け部のボルト(ハブボルト)を合わせてセットします。

ナットを手締めで2~3山噛むくらいまで締めます。

写真 ナット手締め

その後 緩め時と同じくレンチを素早く回転させてナットの回転が止まるまで仮締めします。(本締めはまだ)

写真 ナット仮締め

油圧調整バルブをゆっくり少しずつ緩めます。(急に緩めると車重でドスンと一気に落ちてくる。)

写真 バルブを緩める

ジャッキが下がったら引き出す。

写真 ジャッキを引き出す

接地して荷重が掛かったらクロスレンチで本締めする。

写真 レンチでナット締め付け

仕上げ

参考までに

厳密には締め付け後にトルク掛けします。

写真はトルクレンチと呼ばれる工具です。

写真 トルクレンチ

ナットに対応するサイズのソケットを差し込み10㎏/fに調整して締め付けていきます。

写真 トルク掛け

「カチン」と鳴ったらOKです。

通常はここまでやる人は少ないと思いますが タイヤの取り付けナットは締め付けトルク98N.m(9.8㎏)という目安があります。

締め付けトルクが弱いと走行中にナットが緩み タイヤが脱落する危険があり、逆に高過ぎるとネジ山が焼き付いてしまう不具合につながる事があります。

クロスレンチとトルクレンチが合体した便利なアイテムもあります。これなら締め付けとトルク掛けが同時に済ませる事ができます。

 

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まとめ

30~100㎞程走行後にもう一度 ナットを増し締めすると良いでしょう。

いかがですか?タイヤの脱着も慣れればそれほど難しいものではないと思います。

ここからさらに踏み込んであなたのカーライフが豊かになれば幸いです。

 

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