超簡単!電気工作&配線入門書② 基本技能習得

電気関連

皆様こんにちはcrew-rです。

御覧いただきありがとうございます。

別記事「超簡単!電気工作&配線入門書(電気工作をこれから始めたい人へ)」では電気工作を始めるにあたり必要になる基本的な道具&機材をざっと紹介しました。

超簡単!電気工作&配線 入門書 ①(電気工作をこれから始めたい人へ)
電気工作をこれから始めたい人へ向けての入門書です。この記事では 電気工作でよく使用する器具、機材について紹介しています。

今回は このコーナーで使用する道具&機材をもう少し詳しく御説明し、 そしてそれらを使って、電気工作の基本となる技能を習得していただきたいと思います。

それでは参りましょう。

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配線コード

まずは 電気、信号の通り道となる導線=配線コード の選定から始めましょう。

厳密には接続する電気機器の電圧、電流に対応し 圧着する端子のサイズにも関係しますが まぁ今

は難しく考えずに御紹介するまま まねをしていただければ大丈夫です。

写真の物は カー用品店やホームセンターにて数百円程度で入手できます。

ただ表記されているサイズ 左側のコード2.00sq 右側のコード1.25sq この2種類を選んでいただきたいです。

この数字はこの後 コードに圧着する端子のサイズと密接に関係しています。(後述します。)

配線コードをカットして被覆を剥く

配線コードの断面は最初はこのようになっています。

導線の断面の写真

 

 

写真では青い被覆の内部に電気を通す銅線があります。

この被覆部分は絶縁体なので電気を外へ出さないようにしています。

従って電気工作ではコードの両端は電気が通じるように被覆を取り除き 中の銅線を露出させる必要があります。

 

こんな感じです。

素線部の写真

では、さっそく実践してみましょう。

刃に丸い切り欠きのあるニッパーに活躍してもらいましょう。

2種類のコードどちらでもいいので まぁ最初はコードの端から1㎝を目安にしてやってみましょう。

裏側から見た様子

 

こんな感じで切り欠きの穴にコードを挟んでニッパーを握り込みましょう。

角度を変えながらコード全周に切れ込みを入れるイメージで

次はこの切れ込みを 切り欠き穴にあわせて挟み そのままニッパーを引いて被覆を取ります。

これを慣れて感覚が身につくまで練習します。何度かやっていれば慣れてくると思います。

器用な人なら切り欠きのないニッパーでも刃先で微妙な力加減をしながら挟んで被覆を剥けると思います。こればかりはやって慣れるしかないです。

どうしても うまくいかない人は被覆カッター(被覆をむく専用道具)を使用すると良いでしょう。

端子を圧着する①

コードの被覆を剥いたら 露出した銅線部分に端子を圧着しましょう。

まずは端子圧着用の専用工具を御紹介します。

最初は操作性のよい小型の物を推奨します。

多くのサイズに対応したものは便利ですが どうしても大きくなり初めて扱うには操作性に難があります。3種類ほどのサイズに対応したものならば握りやすく操作しやすいと思います。

電工ペンチの写真

 

次に端子を選定します。

この2種類を入手してください。

内容量(個数)はともかく 左側のY字端子(アルファベットのYに似ている)1.25Y-3.5

右側の丸形端子R2-4 を選んでください。

ホームセンターで入手可能と思います。

これは、この先 リレー回路を使った簡単な工作物作製にも使用しますので是非揃えていただきたいです。

端子を圧着する②

さて これから被覆を剥いたコードに端子を圧着するのですが

さっき被覆を剥いたコードのサイズは1.25sq ,2.00sqのどちらですか?

1.25sqならば1.25YのY字端子を

2.00sqならば2.00のR2-4の丸形端子を圧着します。

ここで簡単に1.25sqや2.00sqの数字について御説明します。

これはコード被覆内部の銅線部の太さ(直径)を表しており、数字が大きくなるほど太くなります。

なので圧着する端子も相応のサイズの物を選択する必要があります。

まずコードの銅線部分を指先でこよって先端をまとめ 端子の穴に通しやすくします。

端子を圧着する③

ここで電工ペンチの出番ですが、簡単に使い方を御説明します。

まず強く握り込みます。

するとペンチが開きます。

基本的にこの動作です。途中で開こうとしても開きません。開きたいときは一度いっぱいに握り込んで開かせます。

例)1.25sqのY字端子を圧着します。

電工ペンチの溝部分に端子のサイズが刻印しているので そこに端子を入れて軽く挟みます。

裏側の様子です。

このときのポイントは電工ペンチをゆっくり閉じて端子が動かない程度に挟んだところで保持します。仮に手を離してもペンチは端子を挟んだ状態のままです。

次に端子の穴にコードの銅線を通します。

写真のように銅線が端子の穴から少し出るところで保持します。

コードの被覆側の銅線出代もこのくらいで

位置が決まったら電工ペンチを一杯に握り込んで端子を圧着します。

電工ペンチが開くと圧着完了です。

 

こんな感じです。

続いて端子の圧着部に絶縁処理をします。

写真のようにスリーブを通します。この時注意したいのは端子を圧着する前に通しておく事です。

端子を付けてしまってからではスリーブが入らないので忘れないように。

 

スリーブ装着後は こんな感じです。

スリーブは端子のサイズ毎に用意しなければならないので 面倒な場合はビニールテープで代用も可能です。

これなら端子を圧着した後でも処理でき安上がりです。

まとめ

 

以上 電気工作に必要な基本技能を御紹介しました。

どうですか?やってみると そんなにむずかしくはないと思います。

次回はテスターの使い方を少し御紹介していきます。

超簡単!電気工作&配線入門書③ マルチテスターの使い方
この記事では マルチテスターを使用しての導線の導通チェックの仕方を解説しています。また家庭での使い方も紹介しています。

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